普通科スポーツ・健康福祉コース

スポーツ・健康福祉コースの特徴

高等学校３年間及び大学４年間の計７年間の学びを通して、地域産業・地域社会のニーズに応える専門職業人の育成を目指します。専門科目は、主に丹南キャンパスの施設で学習します（移動はシャトルバスによる）。

スポーツ専攻: 　スポーツ専攻では、体操競技・陸上競技（中長距離走：駅伝）において、競技スポーツ・健康スポーツについて学びます。競技スポーツではトップレベルの競技力を身につけるための理論と実践について、健康スポーツではスポーツを通した健康維持・健康増進について学びます。
健康福祉専攻: 　健康福祉専攻では、高齢者福祉や障害者福祉などの法律や制度及び介護技術・対人援助技術について学びます。また、保育や食の学習を通して基礎的知識と技術を学び、実生活に生かせるように体験学習などを行います。

具体的な学習内容

スポーツ専攻（専門科目）: 　専門科目では、スポーツ各種目の高度な技能を習得し、スポーツを健康や生活に活用するための具体的な方法を学習します。
競技スポーツでは専門科目として「スポーツⅠ（※1.2）」を学習し、体操競技、陸上競技（長距離）の競技力向上を目指します。
「総合スポーツ（※3）」では「バウンドテニス」「ターゲットバードゴルフ」などのニュースポーツだけでなく、地域に根付いているスポーツを学習し、トップアスリート、地域のスポーツリーダーを育成します。

※1　スポーツⅠ（体操競技）: 　本校は公立高等学校ながら体操競技専用体育館があります。体育館内にはモニターとカメラが5か所に設置されており、映像遅延装置を使用し、自分の動きを確認しながら技の研究に取り組んでいます。また男女合わせて10種目、全ての競技の公式試合で使用している最新の器具が揃っています。

※2　スポーツⅠ（中長距離、駅伝）: 　トレッドミル4台、ワットバイク4台、実践的な活動をするために校内グランド以外にも鯖江市陸上競技場も使用しています。また、コンディションケアのために酸素カプセル1台、フットケア4台を活用しています。休日には練習の成果を試す場として箱根駅伝に出場している大学主催の公式記録会に参加しています。

※3　総合スポーツ: 　地域スポーツリーダーの育成のためにスポーツ専攻と健康福祉専攻がともに学ぶ「総合スポーツ」があります。R4・R5年は鯖江市ゲートボール協会から多くの講師を招いて、ゲートボールのルールを学ぶだけでなく、技術を習得し、試合をするために戦略をたてたり、スコアをつけたりしながらゲートボールの魅力に触れたり、どのように指導することが分かりやすいか等の指導法についても学習しました。

健康福祉専攻（専門科目）

　専門科目として「社会福祉基礎」「こことろからだの理解」「生活支援技術」「介護総合演習」「ボランティア基礎」「フードデザイン」「保育基礎」があります。「社会福祉基礎」では、社会福祉の理念や人間の尊厳の保持や自立支援といった福祉の考え方から始まり、それらを支える社会福祉関連の法律や制度について扱っています。「こころとからだの理解」では、人間の心身の構造や機能、心と体の関係、認知症や障害などについて学び、科学的根拠に基づいた生活支援を行うための知識を習得します。「生活支援技術」では、高齢者や障害者の自立に向けた生活支援を実践するための介護技術について学習します。介護に関する知識に加え、校内実習や施設実習を行い、着替えや食事、移乗、移動などの介護技術の習得を目指します。「介護総合演習」は、福祉に関する他の科目で学んだ知識と技術を統合し、事例検討を通してアセスメントから介護サービス計画の立案までの流れを体験します。「ボランティア基礎」は学校設定科目となっています。外部講師を招いての学習会や施設見学、特別支援学校との交流会などを実施しています。「フードデザイン」は、栄養・食品・献立・調理など「保育基礎」は、子どもの発達・子どもの生活・子どもの保育・子どもの福祉・子どもの文化などの知識を習得し、実習や体験学習などを通して実践的な能力を身に付けることを目指しています。
健康福祉専攻では、1年次に特別支援学校との交流会(2回)や2年次の夏休み3日間を利用し高齢者施設での施設実習を行います。学校の授業で学んだことを活かしスキルアップを図っています。そして、授業では再現することが難しい現場のリアル感を体験することで、将来の進路設計に役立てることもできます。あわせて、介護職員初任者研修を開講し介護人材の育成も図っています。

「ボランティア基礎」（1年）障害者の生活支援への理解を深めるため、当事者の方を招いての学習会

「ボランティア基礎」（1年）若手の現役介護職の方が介護の魅力を語る（福井県障がい福祉課によるパネルディスカッション）

一般科目: 　一般科目の単位数は普通科スタンダードコースより少なくなっていますが、履修する教科・科目が同じであれば、使用する教科書は変わりません。また、単位数が少ない分、学習内容は精選され、基本的な内容を中心に取り扱います。定期考査については、英語など、単位数がスタンダードコースと同じ教科は、基本的には同じ内容で出題されます。また、漢字テストや英単語テストなども、スタンダードコースと同様に実施されます。; 英語ｺﾐｭﾆｹｰｼｮﾝⅠ　

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