お知らせ詳細
- 2021.10.26
鯖江市SDGs探究プロジェクト
~総合的な探究の時間~
令和3年度 第11号
令和3年10月18日(月),普通科2年生が6人前後の課題探究34グループ・動画作成1グループに分かれ,鯖江市内で働く人々への取材を通して,持続可能な社会の実現に向けた鯖江市の課題を見つめ,高校生としてできることを考え実践していく探究活動を行いました。
事前に鯖江市や企業の取り組みについて調べ,聞きたいことをグループでまとめ,来校いただいたりオンラインや各事業所・商工会議所で,各グループ25分間,事前にまとめた内容の他,話を聞きながらより掘り下げて知りたいと思ったことなどをインタビューしました。
インタビュアーの学び・気付き
担当の方には一つ一つ丁寧に,実体験などを交えながら質問に答えていただき,生徒たちは生の声に興味深く楽しそうに聞き入り、良い刺激となっている様子でした。気さくに受け答えをしていただき,堅苦しくないながらも生徒の質問に熱心に答えていただき,終了予定時刻を過ぎても交流が続くグループもありました。
また,生徒たちのインタビューに答えるだけでなく,生徒それぞれに考えさせて意見を述べさせるなど,生徒がその場で活動できるよう工夫していただいたり,質問につまった生徒には,逆に色々質問を投げかけていただいたり,皆さんに助けられながら,多くの学びの場となりました。
鯖江の伝統産業・ 眼鏡製造業にインタビューしたグループは,原材料や細かな部品の製造・加工の過程,流通に関することや,今どういう商品が求められているかなど,丁寧に詳しく教えていただき,伝統を守りながら新しいことにチャレンジし続ける鯖江の企業努力などを知ることもでき,今地域に支えられている自分たちが,地域を支える立場になる未来図を創造し得る有意義な時間となりました。
自分の知識や経験が豊かであれば,相手からより意味のある情報を引き出す質問ができるという気付きもあり,今学校で学んでいることを将来どのように活かしていくことができるか,改めて考えるきっかけにもなったと思います。
そして,お忙しい中時間を割いてくださったことに対する感謝の気持ちや,関心や尊敬,信頼の念をもってインタビューさせてもらうことによって,より生きた情報,より深い情報を得ることができると手応えを感じていたようです。
伝統を重んじるグローバルな人材育成
それぞれインタビューを終え教室に戻った生徒たちは,いただいた資料やインタビューメモを整理し,11月19日(金)の中間発表に向けてスライドや原稿の作成に取り組みました。自主性・協調性・主体性などが求められるグループワークに夢中に取り組み,グローバルな人材育成の観点からも大きな成果が期待される活動となりました。