「鯖江市SDGs探究プロジェクト」中間発表会 – 福井県立鯖江高等学校  

お知らせ詳細

2021.12.03

「鯖江市SDGs探究プロジェクト」中間発表会

~普通科2年生探究活動~

令和3年度 第15号

 令和3年11月19日(金)6・7限目に,普通科2年生「鯖江市SDGs探究プロジェクト」中間発表会を行いました。アドバイザーとして鯖江市役所総務部より高崎課長・川江参事,鯖江市役所政策経営部より田中課長・藤田主査,さばえSDGs推進センターより関本所長・仲倉副所長の,6名の方にお越しいただきました。

 6会場に分かれ,1グループが,発表6分→質問2分→助言4分→評価感想記入3分の15分サイクルで報告を行いました。進行は生徒たち自身が行いました。

 10月の取材でお世話になった事業所の方や学校関係者など多くの方に参観していただき,発表についての助言・感想を付箋に書いていただきました。様々な角度からの評価は,最終発表会に向けて生徒一人一人がバックアップされ,より意味深いプロジェクトになると感じた発表会でした。

鯖江市が抱える問題について

 全34グループが選んだテーマは,めがね産業について,ジェンダー平等について,フードドライブについてなど,全て地元鯖江市で取り組まれている活動であり,その背後にある問題に着目しています。

 「鯖江市の女性の働き方」をテーマに発表したグループは,10月に川江参事と株式会社わどうの山岸社長にインタビューした経験を踏まえ,「女性の働き方や子育てについての,歴史と鯖江市の現状。ジェンダー平等や女性活躍のために,自分たちはどうすればよいか。」について発表しました。

 「なぜ女性を活躍させたいのか?」という疑問に「自分目線の活躍でなければ生きづらくなる,そのため自分目線での活躍が大切。」という回答をいただいたため,“自分でやりたいことを見つけるほうが将来幸せになる。自分自身でやりたいことを選び,自分のしたいことに挑戦することが大切である。”と,まとめました。山岸さんが見に来てくださっていることに気づいた生徒は,発表を終えてすぐ「発表どうでしたか?」と,生き生きとした表情で駆け寄りました。山岸さんから「一番大切なところを自分たちでしっかり整理してまとめられていて,正直驚いた!」というお褒めの言葉をいただき,生徒たちもほっとした様子でした。地元の方が生徒たちの可能性を最大限に引き出す色々な工夫を凝らして一緒に考えてくださるなど,多くの温かい支えがあってこそのプロジェクトだと感謝の気持ちでいっぱいになりました。

助言・感想の一部

●現状を改善するために,高校生として地域や社会を巻き込みながら何ができるかを示せるとさらに良かったと思う。

●鯖江は,眼鏡の政策はよく聞くが,目を良くしようとする動きは初めて知ったので新鮮だった。眼鏡をつくる

街だからこそ,目の大切さをよく分かっているのだろうと感じた。

●インタビュー内容はとても良かったと思う。課題解決の焦点がもう少し明確に絞れると次の一歩が見えると思う。

●発表中の「家事を手伝う」は「家事をシェアする」に変更すべき。家事にジェンダーがないことを理解しよう。

●自分たちの研究の焦点(なぜ自分たちは~について調べたいのか?)を大切にしてほしい。

●強調したい大切なメッセージだけは,文字を大きくするなど強調して力強く発表すると,聞いている人に大切なポイントが伝わる。

           
               
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