お知らせ詳細
- 2026.04.16
令和8年度 入学式
4月7日(火)13時30分より、本校の令和8年度入学式が行われました。全日制の課程 探究科38名 普通科222名、定時制の課程 普通科19名、計279名の入学が許可されました。厳粛・緊張した中にも温かい空気の流れる入学式でした。あいにくの雨も入学式の終わるころには上がり、満開の桜が新入生の前途を祝福しているようでした。



式 辞
ここ王山の桜も新入生を待っていたかのように満開を迎え、新緑の季節に向けて若葉の息吹を感じる今日の良き日、ここに令和8年度 福井県立鯖江高等学校「入学式」を挙行するにあたり、
PTA代表 大橋 由武(おおはし よしたけ) 様
育成会会長 青山 慎(あおやま まこと)様
をはじめ、新入生の保護者の皆様に御臨席を賜り、心から厚くお礼を申し上げます。
ただ今、入学を許可いたしました279名の新入生の皆さん、入学おめでとうございます。皆さんの入学に至るまでの努力を称えるとともに、教職員一同、皆さんの入学を心から歓迎いたします。
皆さんが今日この日を迎えることができたのは、ご家族をはじめとして、温かく見守ってくださった多くの方々のおかげです。感謝の気持ちを忘れず、この喜びを胸に、これから始まる鯖江高校での毎日を大切に過ごしてください。
新入生の皆さんに、はなむけとして考えてほしいことがあります。
ノーベル平和賞受賞者であるマザー・テレサの言葉に、次のようなものがあります。
「導いてくれる人を待っていてはいけません。あなたが人々を導いていくのです。」
この言葉は、とにかくリーダーになりなさいという意味ではなく、 自分の人生の主役は自分自身であり、自ら考え、自ら選び、自ら行動していく、 そのような主体性を大切にしてほしいという願いが込められているように思います。
大切な自分のあり方について、自分の行動について、自分の進む道について、誰かに考えてもらったり、周囲に流されたりするのではなく、自分で主体的に考え、判断し、時には悩み、時には失敗しながらも、自分で向き合い、乗り越えていってほしいと思います。
そしてもう一つ大切なことは、その主体的な行動は、自分のためだけにとどまるものではなく、周囲の人や社会との関わりの中でこそ、大きな意味を持つということです。
人は、どこにいる自分を意識するか、すなわちどれだけ視野を広く持てるかによって、行動が変わっていきます。
たとえばスポーツ選手でも、自分の記録や結果だけを意識しているときと、チームの勝利のため、仲間のため、その競技の発展のためと考えているときとでは、日々の練習への向き合い方が大きく変わります。
自分のためだけに努力する人と、誰かのため、社会のために努力する人とでは、同じ努力であっても意味の深さが変わります。視野が広がるほど、人はより大きな力を発揮できるようになります。
人は、自分のためだけに頑張るときより、誰かのために頑張るとき、想像以上の力を発揮するものです。
高校生活は、自分の可能性を広げる大切な三年間です。目の前の課題に取り組むだけでなく、その学びが社会とどのようにつながっているのかを意識しながら、一つ一つの経験を積み重ねてください。
自分の可能性は、自分だけのものではなく、社会の中で生かされてこそ大きく広がります。
本校は、そのような力を育てることを大切にしている学校です。
本校では「個に応じた多様な学び」のもと、「個性を伸ばす教育」を大切にしています。授業に加え、地域や企業、大学と連携した探究活動を通して、社会とつながりながら学ぶ経験を重ねていきます。
そこでは、知識を身に付けるだけでなく、自ら課題を見つけ、多面的に考え、他者と協働しながら解決策を導く力を育てていきます。
また、定時制課程においても、一人ひとりに寄り添った指導のもと、それぞれの目標に応じた学びを大切にしています。
全日制、定時制ともに、生徒一人ひとりが自分の可能性を広げ、社会とつながる力を育むことを目指しています。
「自分は何のために学ぶのか」 「自分の力を、どのように社会に生かしていくのか」
そのような問いを持ちながら日々を過ごしてください。
学びは教室の中だけにあるものではありません。学校生活のあらゆる場面に成長の機会があります。多様な価値観に触れ、互いの違いを認め合いながら成長していく経験は、これからの社会を生きるうえで大きな力となります。
本校は今年、創立112年目を迎えました。これまでに2万人を超える卒業生が、県内外のさまざまな分野で活躍しています。皆さんもまた、本校での学びを通して、自分らしい道を見つけ、その力を社会の中で発揮してくれることを期待しています。
最後に、保護者の皆様にごあいさつ申し上げます。お子様のご入学、誠におめでとうございます。私たち教職員一同、責任をもってお子様の成長を支えてまいります。安心して学ぶことのできる環境づくりに努めてまいりますので、今後とも本校の教育活動にご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
数年後、お子様がそれぞれの「花」を咲かせ、自分らしく社会へと羽ばたいていく姿を、ともに喜び合えることを心より願っております。
入学生の皆さん、一人ひとりが自らの個性を輝かせ、夢と希望の実現に向けて歩んでいくことを心から願い、式辞といたします。
令和8年4月7日
福井県立鯖江高等学校長
石津 長利
























