校長挨拶
ご挨拶
福井県立鯖江高等学校のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
本校は眼鏡の産地として有名な鯖江市の市街地に位置し、緑豊かな小高い王山の上に立っています。生徒たちの朗らかな挨拶の声、元気のある掛け声や楽器を奏でる音色がいつも聞こえてきます。明るくのびやかな校風で、個性を輝かせ、夢と希望を実現させるための礎を築くことができるよう、文武両道のもと、知・徳・体のバランスのとれた「たくましい知性」を鍛え、「しなやかな感性」を育む、豊かな人間性の育成を目指しています。
本校は大正4年(1915年)に開校した今立郡立今立農学校を始まりとしており、昭和23年(1948年)に学制改革に伴い、福井県立鯖江高等学校として新たに設置されました。平成26年(2014年)には創立100周年を迎え、県下でも屈指の歴史と伝統を誇る高等学校です。現在、全日制21クラス、定時制4クラスの計800余名の生徒が、学習、部活動、生徒会活動など様々な活動に励んでいます。
全日制には「探究科」を設置し、課題解決型の探究的な学びに重きを置き、新しいものや文化を創ったり、今ある問題を解決したりすることで社会づくりに貢献しようとする「社会とつながる学び」を追求しています。「普通科」については、従来の本校普通科を引き継ぐ「スタンダードコース」に加えて、統合校である丹南高校での指導実績を引き継ぐ「スポーツ・健康福祉コース」と「IT・デザインコース」を設置しています。いずれのコースも普通科のカリキュラムの中で専門的な授業を行っています。
どの学科、コースにおいても、高校3年間での学びを通して、大学や専門学校への進学、就職など、様々な進路に対応できるカリキュラムになっており、将来は、再び地元鯖江市、福井県で活躍する生徒の育成を目指しています。このように、個に応じた多様な教育を推進することによって、様々な目標、考え方、特技を持つ生徒が、互いの個性を尊重し、切磋琢磨して学び合う、鯖江市内で唯一の総合的な高等学校として生まれ変わっています。
また、令和7年度より立教大学コミュニティ福祉学部と鯖江市、本校との相互連携協定を結びました。これは地域活動に熱心な生徒に立教大学に進んで学んでもらい、卒業後のUターンを促す人材還流を目的とした取り組みです。本校では模擬授業や探究活動の助言などいただきアカデミックに展開していきます。
私たち教職員は一丸となって、保護者および同窓会とともに、生徒一人ひとりの夢や目標の実現に向けた取組みを応援します。また、地域の皆様のご期待に応えることができるよう、より良い学校づくりに全力で取り組んでいます。今後とも本校の教育活動にご理解とご支援を賜りますようよろしくお願いいたします。
鯖江高等学校 校長 石津 長利