お知らせ詳細
- 2021.05.10
エッグドロップにチャレンジ!
令和3年度 第2号
課題研究って!?
令和3年4月30日(金),1年生探究科の「探究」の時間に仁愛大学の西出和彦教授をお招きし,特別授業を行いました。今回は,探究科の中心的な活動となる探究学習の基本として,課題研究とはどのようなものか,概要を説明していただき,その面白さを体験するエッグドロップにチャレンジしました。
研究とは「まだ誰も解いたことのない問いを立て,証拠を集め,論理を組み立てて,答えを示し,相手を説得するプロセス」という上野千鶴子さんの説明を引用し,中学校までよく取り組んだ調べ学習との違いについて,分かりやすく説明していただきました。
いざエッグドロップにチャレンジ!
答えがすぐに見つからない問題を体験するため,ペアになってエッグドロップにチャレンジです。与えられるのは新聞紙3枚とご飯。2メートルから落としたとき,卵が無傷だったら成功です。15分間という短い時間でしたが,ペアで対話しながら,様々なアイディアを出していました。クッション性を向上させるため,もしくは落下スピードを落とすため,どのような方法があるか,どのペアも時間いっぱい頭をフル回転。
いよいよ,落下させる時がくると,どのペアもドキドキしている様子がこちらにも伝わってきます。実際に落としてみると,17グループ中,11グループが成功!残念ながら失敗してしまったグループもありましたが,どうやったら成功したのか,改善策を話しているペアもありました。成功したグループも失敗したグループも,探究学習の面白さの一端に触れることができたようです。
次回も西出教授をお招きし,課題研究の問いの立て方について講義していただきます。ここから本格的な探究学習がいよいよスタートしていきます!
生徒の感想から
●課題は同じだったけど,ペアの人と自分とで解決のために考えた方法は違っていて,自分にはなかった考えとも出会えたし,自分なりに方法を何パターンも考えることができてよかった。
●いろいろ難しく考えすぎて卵が割れてしまいました。でも,どうすれば…と考えて試行錯誤したのが楽しかったです。
●ペアと協力して,どうすれば割れないか,どうしたらもっとクッションになるか,考えるのが面白かったです。今回は1回きりでしたが,失敗を活かした実験もやってみたいです。
●誰かに考えを提案し,共有することでよい方法が見つかるなと感じました。これからも自分の意見をしっかり誰かに話していこうと思います。
●今日の授業を受けて,課題研究と調べ学習は全く違うものだと分かりました。また,クラスメートと話し合って考えることで,考えることの楽しさをしりました。