鯖高生が探Q!my WLB(ワーク・ライフ・バランス) – 福井県立鯖江高等学校  

お知らせ詳細

2021.07.30

鯖高生が探Q!my WLB(ワーク・ライフ・バランス)

令和3年度 第8号

 令和3年7月21日(水)・28日(水)の2日間,本校OBで株式会社For Smile代表取締役の加藤裕美氏を講師としてお招きし,自分のワーク・ライフ・バランス(以下WLBと略記)について考える研修会を実施しました。9名の生徒が参加しました。全員が女子生徒で,結婚や出産,育児など,自分のライフステージに合わせたWLBを考える機会となりました。

そもそもWLBってどんな考え方?

 まず,21日(水)の1回目の研修会では,WLBの基本的な考え方を学習しました。WLBとは「生活と仕事の調和」であり,そのためには,①仕事と生活(家庭)それぞれを充実させることで「症状効果」を狙うこと,②仕事と生活(家庭)のどちらかを犠牲にすることではないこと,が大切なことだと学びました。
 また,自分のWLBだけでなく,パートナーのWLB,職場の同僚のWLBについても考えなければいけないこと,そのために社会全体で働き方改革に取り組むことの重要性についても学ぶことができました。

将来の自分のWLBを考えてみよう!

 28日(水)の2回目の研修会では,1回目の研修会の内容を踏まえ,自分のWLBを考えるグループワークを行いました。グループで年齢や仕事,家族構成などを設定し,こんな仕事や会社だったらいい,パートナーとこんな関係をきずけたらいい,など,自分の理想のWLBについて考えを深めていきました。「子どもが体調を崩した時に気楽に仕事を頼める関係性を維持したい。そのために普段から社内旅行やバーベキューなどをして職場の仲間意識を高めるような会社が理想」「子育てや教育の方針について普段から話し合えるパートナーとの関係を築きたい」など,今の高校生が考える仕事や家庭生活についての正直な意見が出され,参加者みんなで共有しました。また,結婚すれば妻となり,出産すれば母となるが,それでも自分らしい自分でいるために,自分の時間を大切にすることとパートナーと常に話し合いをすることの重要性についても確認しました。
 最後に,講師の加藤氏から,「自分が就職したときより格段に社会は良い方向に変わってきている。あなた達が声をあげ,発信していくことが,社会の変化を加速させる。そうすることで,後輩達はもっと良い環境の中で仕事も家庭も充実した人生を歩むことができるようになる」とのメッセージをいただきました。

 今回の研修会は,鯖江市が積極的に取り組んでいるSDGsの「ジェンダー平等」だけなく,「働きがい」や「パートナーシップ」にも深く関わる内容で,普段の学校生活の中ではなかなか考えることができないもので,貴重な機会となりました。なお,この研修会の内容は鯖江市が発行する「広報さばえ」の10月号から5回の連載記事として紹介され,鯖江高校の取組みが広く発信されることになっています。

R3地域協働ニュース第8号-PDF版

           
               
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