「課題研究 作戦会議」に参加しました – 福井県立鯖江高等学校  

お知らせ詳細

2022.08.02

「課題研究 作戦会議」に参加しました

仁愛大学Summer Seminar ~探究科2年生~
地域協働ニュース第9号

 7月31日(日),仁愛大学が主催するサマーセミナー「課題研究作戦会議」が開催され,本校を含めて県内5校の生徒たちが参加しました。このセミナーでは,研究がまだ始まったばかりで,研究計画を立てたものの様々な課題に直面していたり,研究の方向性に迷ったりしている生徒たちのために,活発な質疑応答(ディスカッション)をすることで,発表者が今後の研究に活かしていけるようにすることを目的にしています。本校からは探究科2年生の生徒22名が参加し,現在研究に取り組んでいる内容や,途中経過,困っている点などを発表し,他校の生徒たちとディスカッションをしました。

ディスカッションする!

 今回のセミナーでは,発表者はもちろん,聴講する生徒たちの活躍が期待されています。発表者は研究の途上であり,今後の方針などを聴講者とディスカッションすることで,研究の方向性やヒントが見えてきたり,具体的な活動方法が分かったりすることが可能となります。同時に,聴講者は発表内容を理解して簡潔にまとめる力やわからないことを質問する力,論理的に考える力など,様々な力を鍛えるとトレーニングとなり,お互いに問題解決能力を育てる活動となります。
 全体会では,課題研究の課程や方法など全体的な内容の説明の後,大学生の実際の研究などを例に挙げて,研究途中でのディスカッションの重要性について分かりやすく説明をしていただきました。

こんな研究をしています

 全体会の後,5会場に分かれて,各グループがそれぞれの発表を行ました。発表は,これから研究を進めようとしているものや,すでに研究を始めているものなど,内容や進度がいろいろとありました。研究テーマや問い,研究方法や方向性,途中経過,困っている点など,現時点での内容を報告し,それぞれの発表について,疑問に思うこと,自分の意見,アドバイスなど,積極的にディスカッションをして,研究の内容を深めようとしたり,広げようとしたりしていました。各会場には仁愛大学の教員や高校の教員がファシリテータとして配置されていましたが,教員の出番がないほどに活発なディスカッションが行われ,発表者,聴講者ともに有意義な「作戦会議」となっていました。

小さな問いを確実に解く!

 最後の全体会では,今後の課題研究を行っていく上でのアドバイスとして,「小さな問いを確実に解くための力を身につけること」が必要だと説明していました。具体的に今,大切なことは「自分の手に負える力を見極めること」や,「先行研究を批判的に読み,友達とディスカッションをして考える力を身につけること」だと教えていただきました。その積み重ねで,将来はもっと大きな問いを解くことができると説明していただきました。
 次回のセミナーは来年2月23日の課題研究発表会です。今回の経験を活かして研究活動を進めて,発表会でその成果を公開できることを期待しています。


           
               
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