生徒国際イノベーションフォーラム2020@onlineに参加 – 福井県立鯖江高等学校  

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2020.08.19

生徒国際イノベーションフォーラム2020@onlineに参加

8月11日(火)12日(水)二日間にわたり、生徒国際イノベーションフォーラム2020@online(ISIF2020)が開催され、世界各国からのべ約500名が参加しました。本校からは犬塚舞桜さん(2年)、漆崎唯さん(2年)が参加し、堂々と英語で実践報告をしました。このフォーラムに参加することが決まってから、犬塚さんと漆崎さんは昼食をALTのアン先生と一緒にとって英語でのコミュニケーションの練習をしたり、7月の県内での活動報告会にも英語で発表したりするなど、入念な準備を進めてきました。

今年は「学校のWell-being(よりよいあり方)」をテーマに、中高生を中心に、教師や研究者、大学生、教育行政、企業、NPOなどが平等に語り合いました。海外も含めた各学校の実践や教育活動、そこで感じる生徒や教師の「ホンネ」を持ちよりながら、新しい学校の「カタチ」を描き出していきました。

1日目:英語での実践報告/環境学習の実態交流

1日目、国内外からの参加者の顔がいっぱいに並んだ画面を前に、かなり緊張気味の二人でしたが任意に振り分けられた少人数のグループになってからは、積極的に英語で学校紹介と活動報告を行いました。

学校再開後の総合的な探究の時間で「SDGs」について学び、特に「貧困のない社会の実現」に興味をもった二人は、学校に通えない子供たちを救うための方策や食糧問題を少しでも解消するための方法を発表しました。

自分たちの発表を終えて、次はワークショップが始まりました。彼女たちは「環境」がテーマのグループで、学校の現状を分析し、未来の学校へのアプローチを考えました。福島大学生がファシリテーターとなり、福島県ふたば未来学園高等学校の生徒、福井大学附属義務教育学校の生徒、熊本市立北部中学校の野口哲先生と一緒に、環境教育の現状と今後について話し合いました。鯖江高校ではあまり環境教育は行われていないと報告しつつ、ごみ問題について話題提起しました。鯖江市と他地域のゴミの分別の違いからゴミ問題全般に話が広がり、海洋ごみやプラスチックごみについての議論も深めていきました。

2日目:今後の環境学習について考える

2日目、オープニングで1日目の交流の概要が英語で行われたあと、1日目のメンバーで今後の環境学習について具体的な方策を話し合いました。

漆崎さんたちは、王山古墳をあげながら環境保持にはふれあう機会を増やしていくべきではないかと提案しました。その発言をうけ環境保持に関する学習は「なぜそれを守るべきなのか」を考えていくことで、「地域への愛着」につながるという意見に広がり、地元の自然を守る人々との関わりをもってその思いを知ることが大切だと深まっていきました。地域と連携することで活動の幅は広がり、その活動を発信していくことでさらに新しい人々とのつながりが生まれるということなど、熊本県や福島県での充実した取組みを聞くことができました。

犬塚さんたちは吉川ナスとクッキング部のテレビ放送をあげ、環境と観光を絡めた活動をどんどん発信していくことで、自分たちの住む町への誇りが環境を守る意識につながるという視点に気づけたようでした。また、先生からの提案による活動ではなく、自分たちで問題意識をもって活動を考え先生に提案していくという、生徒主体の活動を増やすべきだと発言しました。

その後のまとめのワークショップでは、未来の学校に必要なことは何かをテーマに、17のグループから英語による発表がありました。その中での主なキーワードは①Healthy and Open Dialogue ②Voices for ALL Students ③Meaningful and Authentic Assignments ④School Campaign to Raise Awareness ⑤Financial Supportでした。

【二日間のフォーラムを終えての感想】

 

               
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