1学年普通科 福井新聞社記者による特別授業 – 福井県立鯖江高等学校  

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2020.11.09

1学年普通科 福井新聞社記者による特別授業

伝えるための文章の書き方、インタビューの仕方を学ぶ

10月30日(金)、本校第一体育館にて普通科1年生約220名を対象に、「福井新聞社記者による特別授業」を実施しました。「総合的な探究の時間」では、今後新聞記事づくりに取り組む計画をたてており、今回は福井新聞社より、薮内弘昌氏と徳島康彦氏をお招きし、読者に伝えるための効果的な文章の書き方や、インタビューの方法を直接学びました。

授業の主な内容

特別授業は、説明とワークショップを織り交ぜながら展開されました。まず、その日の福井新聞が生徒全員に1部ずつ配付され、思いのままにめくることから始まりました。情報を得る手段としての新聞の信頼度やその使命に関する話があり、その後、手元にある新聞を使いながら、新聞の効率的な読み方の説明がありました。新聞記事は「結論→概要→詳細」という構造をしているという指摘をふまえ、記事の特徴を学んだ後、最初のワークショップ「桃太郎の昔話を新聞記事ふうにまとめよう」に取り組みました。この活動のポイントは、5W1Hを意識して書くことです。すべての観点を確認することはできても、新聞記事ふうに、見出し、リード(前文)をつけることになかなか苦労していたようでした。中にはマンガ風にまとめるようなユニークな記事を作った生徒もいました。
次は、取材の際のポイントについて学びました。特に、5W1Hを具体的に聞き出す必要性について強調されていました。そして、2回目のワークショップ「突撃、隣の晩ご飯!」に挑戦しました。取材のポイントに基づきながら隣同士で3分間ずつ取材し合い、その取材メモをもとに10分間で記事を書きました。取材内容が身近なことなのでお互いに楽しそうに情報提供をしていましたが、制限時間内に記事を書きあげることは難しかったようです。ワークショップの途中に、講師の方から助言をいただきながら取り組んでいる様子が印象的でした。

生徒の感想

★新聞には様々な工夫がされていることに驚きました。自分で実際  に記事作りをやってみると結構難しくて、これを毎日やっている新聞編集の人たちはすごいと思いました。

★桃太郎の昔話を新聞記事のようにまとめるのは思っていたより難しかったです。ストーリーは知っているけれど、いざ新聞記事風にすると全然書けませんでした。

★隣の人に昨日の夜ご飯について質問するときに、「5W1H」を意識して取材することができてよかったと思う。食べた感想やどんな状況で何をたべたのかに関してしっかりメモを取ることができた。相手に”Yes“,”No”だけで答えられるような質問を避けることができた。

               
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