夢を育て未来を築く教室(ふるさと先生) – 福井県立鯖江高等学校  

地域協働事業NEWS詳細

2020.11.12

夢を育て未来を築く教室(ふるさと先生)

地域課題の見つけ方と鯖江市の活性化について

11月10日(火)、本校の探究科1年生を対象に、夢を育て未来を築く教室(ふるさと先生)を実施しました。伊藤忠商事株式会社の名誉理事である小林栄三先生(三方上中郡若狭町のご出身)に講師としてお越しいただき、「地域課題の見つけ方と鯖江市の活性化について」というテーマで講演をしていただきました。

講演

はじめに、「今回の講演を新しい気付きの機会として欲しい」という小林先生の「ふるさと先生」への思いを聞かせていただきました。そして、100年前の人類が想像した100年後の未来が現代で実現しているものが多く、夢をもつことの大切さを教えていただきました。過去25年を振り返ると、今後25年も世界は物凄い速さで変化していくことが予想され、人口減少やシンギュラリティ(※1)など、現状と近未来に目を向け、様々なことに対して好奇心と問題意識をもつことが大切であると学びました。また、物事は一人では解決できないため、鯖江市をより良くしていくためには、地域や仲間と協働して知恵を出し合い、鯖江市の良さをもっとPRしていく必要があると教わりました。最後に、探究科の生徒に向けてエールをいただきました。

質疑応答

講演後の質疑応答では、探究科の生徒から小林先生に質問をさせていただきました。それぞれの質問に対する回答とあわせ、「自分の強みと情熱をもち、人間力を高めていく」「地域課題を見つけるためには、鯖江市の良い点と悪い点の両方に目を向け、能動的に行動する」「学ぶスキルを上げるためには、まずは人の話を素直に聞いて受け入れる」などの助言をいただき、これからの社会で求められることは何か、そのために何を学んでいくべきかを一人ひとりが考えを深めました。

生徒の感想

★何事も体、頭、心の健康を大切にして、当たり前のことを当たり前にこなすことが大切だと分かりました。

★多様な価値観を理解することや、周囲の人々へ感謝するといった人間力を高めていきたいと思いました。

★鯖江市の活性化には能動的な対応が必要であり、長期的なプランを考えながら周囲と協働して取り組みたいと感じました。

★自分の強みを伸ばしながら、弱みは周囲と共に補っていきたいと思いました。

★成功の反対は「何もしないこと」という言葉が印象に残り、これからは失敗を恐れずに、色んなことに挑戦して経験を積んでいきたいです。

(※1)シンギュラリティ … 未来学上の概念であり、人工知能(AI)自身の「自己フィードバックで改良、高度化した技術や知能」が、「人類に代わって文明の進歩の主役」になる時点の事である。(Wikipedia)

               
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