探究科「2030 SDGs」カードゲーム体験 – 福井県立鯖江高等学校  

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2020.12.18

探究科「2030 SDGs」カードゲーム体験

自分たちの行動が世界を変えていく・・・

12月14日(月)午前、総合的な探究の学習の特別授業として、探究科生徒38名がSDGsについて学習しました。「エコネットさばえ」の楳原秀典さんをファシリテーターとしてお迎えし、カードゲーム「2030 SDGs」の体験を通して、SDGsと日々の生活とのつながりについて学び、明日からできる一歩について考える機会をもちました。

探究科がつくった2030年の世界

今回の「2030 SDGs」では13チームに分かれ、それぞれのチームが違う価値観や達成目標をもって、持っているお金と時間を使ってプロジェクトを行い「自分のゴール」と「世界のゴール」の達成を目指しました。架空世界の経済・環境・社会の状況を表す3色のマグネットが、各チームが実行していくプロジェクトによって、刻一刻と変わっていきます。前半9分間、後半12分間でのゲームで、生徒たちはどのような2030年をつくりあげたのでしょうか?
前半を終えた時点で、経済17・環境2・社会7。楳原さんから「経済活動は絶好調!でも環境破壊が進んで、災害もお決まりのイベントになっちゃっているかもしれない。社会は今後よくなる兆しが見られるものの、まだ差別で傷ついている人がいる状態だね」という解説をいただきました。自分のゴールを達成できたチームも3チームだけでした。
後半に入ると、チーム同士のやりとりが増えました。お金やプロジェクトのやりとりで積極的に交渉する姿が増えました。後半の12分間を終え、経済は17⇒22、環境は2⇒10、社会7⇒11になりました。自分のゴールを達成できたチームも11チームになりました。生徒がつくりあげた2030年の世界におけるSDGs達成率はなんと100%!良好な世界にできたようです。

生徒の感想

★今日のSDGsの学習を通して、貧困問題や環境問題など、地球のために少しでもできることを考えながら生活していきたいです。

★SDGsの取組みについて、他人事と考えるのではなく、私たちの子孫により良い世界を残していくために、小さな活動から参加してみたいと思いました。

★世界はつながっているので、私たちにできることは沢山あると思います。例えば、フェアトレード商品を買うようにすることで、発展途上国を助けたいです。

★食品ロスを減らすために、その日のうちに食べられるものは賞味期限が近いものを買うなど、小さなことから大きなことにつなげたいと思いました。

★ゴミ拾いやゴミの分別、木を植えるプロジェクトに参加するなど、小さな取組みを積み重ねていくことで、世界に良い影響を与えていきたいです。

★現代社会では、経済が発展し過ぎて環境や社会の状態があまり良くないので、経済・環境・社会のバランスを保つ必要があると感じました。

               
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