実践活動報告会 – 福井県立鯖江高等学校  

お知らせ詳細

2022.03.24

実践活動報告会

普通科2年 鯖江市SDGs探究プロジェクト

令和3年度 第21号

 令和4年3月17日(木),普通科2年生が1年間取り組んできた「鯖江市SDGs探究プロジェクト」の集大成として,総合的な探究の時間に実践活動報告会を公開しました。

 コロナウィルスの感染拡大の影響により延期となりましたが,7会場(7教室)に分け,7名の助言者の皆さんにはGoogle Meetによるオンラインでご参加いただき,無事に行うことができました。

 6人前後のグループに分かれ,発表 → 質問 → 助言 → 評価感想記入の約15分サイクルで報告を行い,今年度の活動を振り返りました。鯖江市のSDGsを意識した探究活動のテーマはグループ毎に「フードドライブについて」「眼育について」「男女共同参画について」「ゴミ問題について」など様々です。

オゾンホールと眼育!?

 「眼育活動の影響・効果について」をテーマにしたグループは,【SDGs目標3】すべての人に健康と福祉を【SDGs目標4】質の高い教育をみんなに,を意識して問題に取り組みました。

 2050年に近視割合が50%を超える恐れがあるという研究結果から,それを防ぐにはどうしたら良いか?目の健康推進を図るにはどうしたら良いか?調べ学習を始め,目の異常には色々な原因が考えられるが,そのうちの一つとして,フロンガスによってオゾン層が破壊される → オゾンホールが発生する → 紫外線が大量放射される → 目に悪影響を及ぼす。と,様々なデータから,“フロンガスの発生が私たちの目の異常を引き起こすことに繋がる”と結論を導きだしました。

 就学前の5歳児の視覚検査では,約3分の1の児童に視力低下や異常がみられるそうです。スマホを使い始めた年齢と,視力が下がり始めた年齢の統計を自分たちで合わせ,スマホ使用と視力低下の因果関係を示唆したグラフも,非常に分かりやすくまとめられ,近視防止に向けた新たな産業の創設を考えたいと締めくくりました。

 とても丁寧に,論理的にまとめられていたこのグループにはBest Logic賞が贈られました。どのグループも,研究のまとめ方・スライドの作成・発表の仕方,全ての面で大変向上したと感じる発表会となりました。

苦労と工夫を重ねて

 鯖江市役所より5名,さばえSDGs推進センターより2名の助言者の皆さんからは,長い時間を掛けて,ウェブを活用したり,色々なところに取材に行ったり,苦労と工夫を重ねてこの発表にたどり着いたのだと感じた。これからも様々なものごとに問題意識をもち,市民として声を上げていってほしいとエールをいただきました。

生徒の感想より

 自分たちがしてきたことを全て伝えることができて達成感があった。

 たくさんの方と協力して,深くSDGsを知ることができた。

 残念ながらゴミ問題は解消されてなく,ゴミを減らせる開発に携わり,環境問題に目を向け,地域貢献をしていきたい。一人ひとりが3Rを意識することが大切だと感じた。

           
               
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