『福井県中高生のための悩み相談窓口SNS』よりお知らせ

この度、LINE株式会社における利用者の個人情報の管理に 不備があったという報道を受け、 みなさんが安心して利用できる環境であることを確認できるまで、 LINEでの相談受付を停止することとなりました。

なお、メール相談や電話相談につきましては、 引き続き、相談を受け付けています。 どんな小さなことでも、ひとりで悩まず、ご相談ください。

●24時間子供SOSダイヤル
Tel.0120-0-78310
24時間 365日

●福井県教育総合研究所
 教育相談センター
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●福井県教育庁嶺南教育事務所
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☆祝・JRC部 2冠☆                       令和2年度全日本学校関係緑化コンクール 全国2位        福井SDGs AWARDS 2020 学生最優秀賞

   3月3日「令和2年度 全日本学校関係緑化コンクール」でJRC部が行っている「花と緑」の活動が高等学校・学校環境緑化の部で「準特選(国土緑化推進機構会長賞)」を受賞しました。これは、特選に次いで全国2位にあたります。

    同大会は国土緑化推進機構により昭和25年から毎年実施されています。3位入選を果たした昨年度に続く上位入賞です。受賞校は5月に島根県で行われる「第71回全国植樹祭」で表彰を受ける予定です。

  今年度は6月からの活動スタートでしたが、新型コロナウィルスの収束を祈念し、医療従事者への感謝の気持ちを込めた「虹とアマビエの花壇」や、朝顔や夕顔・琉球朝顔など、つる性の花を加えたグリーンカーテンを栽培しました。これらの取組みが評価されました。

  3月13日「福井 SDGs AWARDS 2020」最終審査会が行われ、JRC部のプレゼンテーション『ふるさとから世界へ ―人道・奉仕― 「花と緑」「こども・こくさい・ぼうさい」』が、学生最優秀賞(仁愛大学学長賞)を受賞しました。

    同大会は仁愛大学主催による2030年SDGs達成に向けた福井県内の企業・団体・学生等の取組を促すことを目的としたもので、最終審査会では179件の応募の中から選出されたファイナリスト10組(一般5、学校5)がZoomによるオンラインで発表を行いました。

 「SDGsについて発表する」というのは初の試みだったため、代表生徒3名は試行錯誤し、本番直前までパワーポイントや台本を変更し、大会に臨みました。  結果発表で「学生最優秀賞」と紹介された時には歓声を上げて盛り上がりました。  大会ホームページより「最終審査会と表彰式」のアーカイブ動画が視聴できます。本校JRC部は9番目の発表です。よろしければご覧ください。

    3月16日、代表生徒5名が鯖江市役所を訪問し、市長に受賞報告を行いました。これまで部員がデザインし栽培、管理してきた花壇やグリーンカーテンなど緑化活動の他、「オレンジリボン運動」や「防災・やさしい日本語」「フェーズフリー防災」など福祉・国際ボランティアや防災学習を市長にプレゼンテーションしました。

    佐々木市長より「コロナで活動が制限されて大変だろうけど、これからも頑張ってほしい」と励ましのお言葉をいただきました。部長の木寅拓哉さんは「先輩から受け継いできた部員みんなの活動が認められてうれしい」と話しました。

普通科1年生 新聞記事づくりと相互評価

令和3年3月18日(木),普通科1年生の総合的な探究の時間において,これまでに各自で作成してきた新聞記事を仲間と読み合い,互いに評価する授業を行いました。

興味をもたせる記事づくり

普通科の生徒は,新聞記事の作成・発表を目標として,2学期より情報活用の方法などを学ぶ活動を行ってきました。

10月に福井新聞社の記者をお招きし,新聞記事づくりのための特別講演とワークショップを行いました。読み手を意識したわかりやすい構成や,インタビューのしかたなどを学びました。その後,各自で興味のあるテーマを設定し,新聞記事づくりをスタートしました。

テーマは自分の将来像を意識し,興味のある職業やその分野で活躍する人物から考えました。

テーマが決定した後,冬休み期間も利用して各自でインタビューを行って情報収集をしました。インタビューの依頼は基本的に自分で行い,依頼が難しい場合には鯖江市や商工会議所の方のご協力をいただきました。またコロナウィルス感染対策の影響などで対面による取材が難しい相手には,オンラインによるインタビューも行いました。

オンラインによるインタビュー

3学期に入り,インタビューによって得た情報や調べて分かった情報をもとに,新聞記事づくりに取り組みました。読み手にわかりやすく伝えるための工夫を凝らしながら各自で記事をまとめました。

新聞記事づくり

情報を正しく伝えるために

新聞の読み合いではクラスの枠を解いて3~4人でグループを作り,まずは「アピールタイム」で作成者から読みどころを伝えました。その後,それぞれの新聞記事を5分程度で読んで,相互評価シートにコメントを書き込みました。全員分の記入が終わったら、その内容をグループ内で共有しました。

アピールタイム

さまざまなテーマがあり,また同じテーマでも切り口が異なっており,いろいろな発見があった交流会になったようです。相手の表現のいいところを認め合うことで,情報を正しく伝える手段などを学べる活動となりました。2年次ではこれまでの経験を活かして,より深い探究活動を行っていきます。

新聞記事の読み合い

生徒の感想より

どうすれば読み手が読みやすいものになるかと考えながら作成することができた。他の人の新聞で自分の考えでは出せなかった考えもあったりしておもしろかった。

インタビューなどの事前の準備からこんなに時間をかけて作るのがはじめてだった。

他の人の記事を見るとレイアウトが全然違っていたのがおもしろいなと思った。

新聞記事づくりはけっこう大変だったが,自分の知らなかったことがたくさん分かったので楽しかった。

ジェンダーに関する特別授業

令和3年3月18日(木),探究科1年生を対象に「ジェンダーに関する特別授業」を実施しました。さばえSDGs推進センターより,川口サマンサ氏に講師としてお越しいただきました。サマンサさんはカナダ出身で,日本の文化にあこがれ10年前に東京へ,国連の友Asia-Pacificにてボランティアスタッフとして活躍していたことをきっかけに,昨年10月から鯖江市に移住し,SDGsの啓発活動などに取り組んでおられます。

#Me Tooフェミニスト運動

先ず「ジェンダーギャップ 指数」とは,経済・政治・教育・ 健康の4分野から男女格差を測る指数で,日本はランキング対象国153ヶ国のうち121位と,とても低い水準であることを説明されました。

世界ではフェミニスト運動が活発に行われ,日本でも行われています。サマンサさんの地元トロントでのフェミニスト運動や以前行われた運動の写真をスクリーンに映し,声をあげることによって世界が変わっている,歴史を動かしていることを学びました。

セクシャルハラスメントを受けたことを告発や共有をする際に,#Me Too(ハッシュタグミートゥー)このハッシュタグを使い,SNS上での抗議活動も活発になってきているそうです。

日本や各国で,まだまだ根強い男尊女卑があるけれど,女性の地位を上げるというより皆んなの地位を平等にするという考え方が大切で,レディーファーストという言葉も今は男女の不平等を表している言葉であることをお話しされました。

世界では,ジェンダー差別の他,人種差別や宗教差別,身分差別や障がい差別などたくさんの差別問題があり,セクハラや暴力,ネットでの誹謗中傷,そして日本の政治家は男性の占める割合が多く偏った政策になりがちであることなど,差別によって起こっている問題を,生徒一人ひとりが痛感していた様子でした。

LGBTQIA+ 私たちにできること

そして,性の多様性を示す「LGBTQIA+」という言葉の説明を受けました。レズビアン(Lesbian)・ゲイ(Gay)・バイセクシュアル(Bisexual)・トランスジェンダー(Transgender)・クエスチョニング(Questioning)とクィア(Queer)・インターセックス(Intersex)・アセクシュアル(Asexual)・ +これらの他にも様々なセクシュアリティがある,ということでした。

最後に5~6人のグループに分かれ,男らしさとは?女らしさとは?意見を出し合うワークショップを行いました。 男らしさとは,声が低い・短髪・筋肉がある・ひげが濃い・字が汚い・肩幅が広い・意見をハキハキ言う・マッチョ・背が高い・力が強い・格好良い・我慢強い。女らしさとは,器用・化粧をする・スタイルが良い・お洒落・おしとやか・清潔・ロングヘア・料理が上手・明るい。などなど,それぞれのグループが発表しました。

声が低い女性もいれば,ロングヘアの男性もいる,列挙した全てが両性に当てはまり,男らしさや女らしさではなく,個性を尊重し,概念にとらわれず生きることが大切だと学びました。

多くの問題を抱えるこの世界で,私たちにできることは何か?サマンサさんより「今すぐできることがあります!それは意識を変えること!」シンプルな答えに生徒は目を見開いてました。この教室にいる一ひとりの意識が変われば鯖江高校が変わり,鯖江市が変わり,福井県が変わり,日本が変わり,そして世界が変わる。私たちは世界を変えることができる!とサマンサさんに背中をおしていただいた特別授業でした。

2年生 SDGs啓発ポスター発表

令和3年3月16日(火),2年生の総合的な探究の時間において,SDGsに関する啓発ポスターを発表する授業が行われました。

コメンテーターとして鯖江市より齋藤邦彦氏,服部聡美氏,さばえSDGs推進センターより仲倉由紀氏,川口サマンサ氏,4名の方にお越しいただき指導・助言をいただきました。

誰一人取り残さない

各クラス4人前後のグループに分かれ,それぞれのグループが,世界や国内,また福井県内で発生している問題点について調査し議論を重ね,一枚の啓発ポスターに仕上げました。

スクリーンにポスターを映しだし,発表者は全員前に出て,先ずSDGsの目標の何番の啓発ポスターを作成したかを発表しました。貧困・飢餓・教育の質や男女格差,貧富格差や気候変動,17の目標からそれぞれのグループが様々な問題をテーマに選びました。

選ぶ目標番号も違えば,生徒一人ひとりの観点も様々で,一年間SDGsを学んできた成果発表を兼ねた,とても幅のある奥行きを感じる発表会でした。

SDGsが掲げる“誰一人取り残さない”世界の実現のために,自分たちができること,自分たちが日々意識すべきことを,ポスターをつくりながら,そしてお互いの発表を聞きながら学んでいたようです。

ポスター作りは,文字やイラスト,写真の配置で随分と印象が変わり,キャッチコピーが一目見た人の興味を惹くなど,色々な要素が詰まっていることも学習できたようです。

発表者は,工夫した点やSDGsについて学んだことなどを,聞き手に伝わるよう端的に,大きな声を意識して発表していました。聞き手の方も,しっかりと発表者の目を見て,共感しながら真剣に聞いていました。発表の仕方だけでなく,発表者が発表し易い聞き方も,とても向上していました。

2025年大阪万博:テーマはSDGs

最後に,SDGs推進センター仲倉副所長より講評をいただき,「4年後の,2025年大阪万博のテーマはSDGs,ここにいる皆さんが,ちょうど社会にでたり社会にでる準備をする時期で,自分たちの生活をしていく上でSDGsが大切になってくると思う。是非その時に,高校で学んだことを思い出してほしい,今日の授業も含めて高校で学んだことを大事にしていってほしい。」エールをいただきました。

生徒の感想より

1年間SDGsについて学んできて、多くの課題がまだまだ残っていることに気付きました。私たち一人ひとりができることを考えて、 行動していくことが大切なんだと感じました。

様々な問題が絡み合っていると思いました。自分にできることから 行動していきたいです。

仁愛大学との高大連携・高大接続に関する協定書締結!

教育のより一層の充実を図る

2月26日(金)本校は仁愛大学と、高大連携・高大接続に関する協定を締結しました。協定により、来年度以降の探究活動指導や授業力向上のための改革を、これまで以上に充実させていくことができるようになります。

仁愛大学で行われた締結式で、田代俊孝学長は「高大接続改革は国の教育改革にとって重要な施策である」とした上で、「仁愛大学は地域に密着した大学であり、大学のもつ知見や知的財産を地域に還元していくことは使命である。地元の鯖江高校との交流推進を図り、高等教育の充実に寄与できることは大変うれしい」と挨拶されました。

また、福嶋洋之校長は「社会の持続的な発展を支え、生きる力を育成していくことは、高校・大学両者の喫緊の課題」であるとし、「新たに始めた本校の探究活動に対して、大学の先生方のご指導をいただき、また、教員の授業力向上やICTの活用等さまざま分野でのご支援をいただけると期待でき大変心強い」「鯖江高校の生徒と仁愛大学の学生、教職員相互の交流によって、教育の質的転換と生徒や学生の着実な成長につなぎたい」と語りました。

鯖江高校は、文部科学省所管の「地域との協働による高等学校教育改革推進事業実践校」の指定を受けたことを契機とし、令和元年6月に自治体・産業界との相互連携協定を締結し、地域との協働を柱に、普通科専門コース・探究科の特性を活かしつつ、持続可能な地域社会を形成する市民の育成に向けたカリキュラムの開発を進めています。今回新たに、仁愛大学との連携協定を結んだことにより、行政・経済界・研究機関の全面的サポートを受けられるようになり、地域に根ざした学校づくりの推進と、将来、地域で活躍する市民の育成を目指すための環境が整ったといえます。この環境をどのように活用していくか、具体的な活動内容は今後決めていきますが、私たち教員の手腕が問われます。

民族楽器にチャレンジ at 鯖江高校

やってみよう! 民族音楽

2月17日(水)3限目、選択音楽を受講する1年生が世界各地の民族楽器について学習しました。講師として、民族楽器収集家であり、「轟音」というアマチュア演奏集団の一員でもある森眞一郎さんをお招きしました。コロナ禍と大雪の影響もあり実施が危ぶまれましたが、昨年に引き続き、今年もご協力いただくことができました。

異文化理解と創作

まずは、20種類を超す楽器に触れた後、楽器紹介と音の出し方について説明を聞きました。その後、2グループに分かれてそれぞれ別の創作活動に挑戦しました。一つのグループは、「楽器でおしゃべりをしてみよう」と「祈りを表現してみよう」という課題に取り組みました。おしゃべりする際には、他民族が言葉を使用せずに意思伝達に用いる楽器(バードコール、トーキングドラム、エクタール、クィーカ、モーニップ)のみで自分の好きなものを伝え合おうとしました。また、祈りを表現する活動では、金属製の楽器(オーシャンハープ、クロティール、シンキングボウル、アンティックシンバル、がもも、カウベル、ハピドラム)の中から好きなものを選び、静寂な雰囲気を表そうとしました。

もう一つのグループは、「物語にBGMをつけよう」と「アンクロン合奏に挑戦してみよう」という課題に取り組みました。物語にBGMをつける活動では、日ごろあまり耳にすることのない音色を用いて、朗読にBGMを合わせました。この活動には、バードコール、カリンバ、サウンドホース、スプリングドラム、レインスティック、オーシャンドラム、ブルロアー、ウィンドバンドが用意されていました。アンクロン合奏では、インドネシアの民族楽器を使って「きらきら星」を演奏しました。

授業のまとめとして、森先生は次のような言葉を生徒たちに贈りました。 「世界には色んな楽器があることを知ってもらいたい。そして、ひとつのことができるようになるには、こつこつと練習する必要がある。これらのことを覚えておいてほしい。」

これまでに手にしたことのない多くの楽器に触れることができる興奮だけでなく、創作活動にも挑戦することができるとても楽しい雰囲気を感じる授業でした。

生徒の感想

森さんが持ってきてくださった楽器はどれも初めて見るもので、見たり触ったりするのがとても新鮮で楽しかったです。その中からお気に入りの楽器を見つけることができてよかったです。

教科書で見ていた楽器の他にも多くの種類の楽器があり、それらを見て触ってみることで、楽器を演奏することの難しさや楽しさを知ることができました。竹、木、鉄、水など身近にあるもので作られた楽器が多く、吹奏楽やオーケストラで使われているフルート、オーボエ、バイオリンなども元々は民族楽器のような感じだったのかなあと思いました。

楽器で意思疎通をしている民族の人はすごいと思いました。他にも民族楽器を調べてみたいなと思いました。

民族楽器は大きくて大胆な音が出るのだと思っていたので、やさしくてかわいらしい音を聴いたとき意外だなと思って面白かったです。ボウルをこすって音を出すシンキングボウルは、授業が終わってから挑戦しましたが、音を出すことができませんでした。森先生も5年かけて弾けるようになった楽器があるとお話しされていたので、根気強く練習することがとても大切だと思いました。

古典芸能を学ぶ ~人形浄瑠璃体験~

実際に触れて演じて、魅力を感じる

2月10日(水)6限目、選択音楽を受講する2年生が人形浄瑠璃について学習しました。「近松座」から大橋國利さんをはじめ7名をお招きしました。「近松座」は平成17年に鯖江市の有志の方々が立ち上げた人形浄瑠璃座です。元禄文化を築いた近松門左衛門は、幼いころ鯖江に住んでいたという史実があり、文楽のまち鯖江として、古典芸能を多くの人に知っていただきたいと現在も活動をつづけていらっしゃいます。コロナ禍と大雪の影響もあり実施が危ぶまれましたが、昨年に引き続き、今年もご協力いただくことができました。

呼吸を合わせる

人形浄瑠璃は、太夫・三味線・人形が一体となった総合芸術です。太夫と三味線は、どちらが指揮者というわけでもなく、お互いの呼吸を合わせて進めていきます。

太夫役は4名の男子生徒。情景や感情を三味線の音色に合わせて、情感たっぷりに語っていきます。台本には音階や強弱などの微妙な違いが記号で書き込まれています。記号の1つである「サワリ」は、一番心をつかまれる聴かせどころを指していて、現代語にも残っています。太夫担当の生徒は、南和彦さんからさまざまな資料をいただきながら熱心に練習し、一人でも大きな声で堂々と語れるまでになりました。

三味線担当は6名の生徒。初めて触れた三味線に少しびくびくしながらも、栗山祐子さんから約20分間の指導をうけ、太夫の語りにタイミングを合わせて撥で力強くつま弾けるようになりました。

人形遣いの担当の生徒は、3人グループに別れ順番に人形操作を学びました。人形は3人で1体を動かします。3人の息を合わせて、人間が動いているように見せなければなりません。胴部を支え、頭部と右手を操作する人。右手で人形の左手の操作する人。かがんだ姿勢で足を操作する人。生きているように操作できるまでには相当な練習が必要だと感じました。また、人形の構造の説明を教えていただき、指やまぶたの動きの細かさに驚く生徒もいました。

今後、各担当で練習を重ね、6月に成果発表会をする予定です。

文楽を映像で見て知っているというレベルでなく、実際に声に出し、人形や三味線の重さを実感することを通じて、江戸時代の人々の生活をより深く理解することにつながっていきそうです。また、江戸文化への発展学習や、古文読解や人間の動きの研究、英語版の台本創作など、教科を横断した学習の可能性を感じることができた授業でした。

生徒の感想

なかなか体験できない三味線を体験することができてとても楽しかったです。

中学校の時、人形遣いの体験をしたことがありましたが、三味線は初めてでした。新しいことに挑戦できて楽しかったです。

三味線の体験をしました。普段はギターを弾いているので、ある程度はできるかと思いましたが、バイオリンのようにフレットが打っていないので正確な音を探すのがとても難しかったです。

★太夫は声だけで役を表現しなくてはならなく、声の出し方や話し方、長さなど、さまざまな工夫が必要であることが分かりました。練習を重ねて、よりよい表現ができるようになりたいです。発表会では緊張して早口にならないよう、ゆっくりと語れるように練習したいです。

前市長と語る会 ~鯖江市の魅力発見~

鯖江で学ぶことに誇りを

2月12日(金)7限目、1年生総合的な探究の時間に「前市長と語る会」を開きました。牧野百男氏は、昨年10月まで16年間鯖江市長として活躍され、現在は国連の友Asia‐Pacific特別顧問としてご活躍中です。今回、新年度から鯖江市をテーマとした探究活動に取り組む1年生に向けて鯖江市への理解を深めるきっかけにと、本校卒業生でもある牧野氏は市長時代に行った取組みなどを紹介してくださいました。コロナ感染防止に配慮し、視聴覚室には各クラスからの直接聴講希望者約30名が集まり、その他の生徒は教室でリモート視聴しました。

日本を面白くするイノベーティブシティ第4位のまち

牧野氏はまず、世界的経済誌「Forbes JAPAN」に掲載されたイノベーティブシティランキングを紹介し、鯖江市が全市町村1,718のうちの第4位であることを教えてくださいました。そして、鯖江の名産品や自然環境、産業について説明され、世界に誇れる技術力のあるまちだとおっしゃいました。また、学生連携、市民主役、IT・オープンデータの先進地としてのさまざまな取組みのなかで、とくにSDGs5番の『ジェンダー平等実現』に向けた市の取組みについて語っていただきました。

講演を聴いて、1組の山田煌桜さんは「ジェンダー平等で気をつけていたこと」について質問しました。牧野氏は、日本の昔の男社会で培ったものを払拭していくのは難しいとしながらも、「男女が互いに尊重し、互いに分かり合う大切さを、諦めずに少しずつ意識されていくよう進めていくこと」だとお話しされました。そして、ものづくりを支える女性の力をもっともっと生かし、「鯖江モデル」として国内外に発信していってほしいとのエールをいただきました。

生徒の感想

★鯖江市に住んでいるのに知らないことばかりでした。鯖江市は世界との関わりがとてもあり、いろいろなボランティアもあったので、参加してみたいと思いました。

★ジェンダー平等というのはとても難しいと思いますが、牧野さんの取組みで女性のチャンスが広がっていることを知りました。鯖江から全国へ活動を広めていけたらいいなと思いました。

★眼鏡産業が活発なことは知っていたけれど、漆器産業や繊維産業も盛んだとは知りませんでした。また、たくさんの人が楽しめる行事がありました。女性中心のまちづくりもすごいなと思いました。

地域との協働による高等学校教育改革推進事業 最終年度にむけて

放課後には教員対象にも同様に講演され、全日制・定時制の教員が約1時間聴講しました。その場では、学校再編によって鯖江市では唯一の高校になった母校鯖江高校で働く教員に向けて、「もっと地域を連携して元気な鯖江を発信していってほしい」という願いを語り、「探究科や専門コースができたことで注目・期待されている状況を卒業生として誇らしく思っている」と述べられました。

文部科学省による「地域との協働による高等学校教育改革推進事業」の令和元年度指定校としての取組みもあと1年となりました。「オールSABAE」の構築のもと、持続可能な地域社会を形成する市民の育成に、新年度はコロナに負けずに、教職員一丸となってより一層進めていきたいと考えています。

こんにちは。クッキング部です🌸⑬Part1🌸

少しづつ春めいてきましたが3学期1回目の活動報告です。年明け早々数年に1度の大雪に見舞われたり、コロナに関しても良い兆しが見えてくることもない中、3年生に卒業プレゼントを渡すことができたこと(顧問から)が心が和らいだひと時でした。

【1.27 みかんパウンド

冬にはたくさんの種類のみかんがスーパーに並びます。箱で買ったものの正月過ぎには飽きてきて・・・、そんなみかんを違った形で食べてみようとケーキの中に入れてみました。オレンジケーキよりはあっさりした仕上がりです。

【2.3 ミートパイ】

クッキング部で重宝しているパイシート。しかし考えてみたらアップルパイやチョコパイなどスイーツにしか使ってないような気がします。ミートパイは野菜もお肉もたっぷり入っていてしっかり主菜レシピ。サクサクしたパイ生地の中にしっとりジューシーなお肉がとってもおいしかったです。ひき肉に合わせる具材はアレンジ自由。

【2.10  防災食づくり with JRC部】

JRC部より「防災食をつくりませんか?」と提案され、 ・白ごはん ・さば缶と切り干し大根の和え物 ・蒸しケーキ  に挑戦しました。

ポリ袋に食材を入れ「湯煎する」「和える」だけで災害時のメニューとは思えないものが出来上がりました。” もしも・・” の時にはポリ袋のまま食べればよいので、器や洗い物の必要がなく便利です。和えたりこねたり小さい子どもも楽しく ” お手伝い ” できるのが良いと思います。

【2.17 鶏だんごとタラの鍋】

冬が旬のタラをこの時期定番のお鍋に入れました。食材を切って煮込むだけでは物足りないので鶏だんごも作ることにしました。タラは身が淡泊なぶん野菜や鶏肉の旨味が染み出た出汁が際立ちました。

Part2へつづく・・