鯖江市長を表敬訪問しました

鯖江高校探究科1年生 の研究発表が,次の2つの大会で決勝大会に出場し,賞を受賞しました。
・観光庁後援「高校生まちづくりコンテスト2023」 玉川大学観光学部長賞 受賞
・文部科学省・経済産業省・内閣府後援「エコノミクスビデオコンテスト高校生部門」 ブロンズ賞 受賞
この成果を報告するために,3月22日(金)に鯖江市長を表敬訪問し,これまでの活動の内容や今後の構想などを説明しました。
また、1年探究科が鯖江市の市民ホールつつじロビーで「サバコーカフェ」を運営することになり、3月30日(土)にオープンすることになりました。このことについても鯖江市長に報告と案内をしました。生徒たちはカフェの運営をするために総務経理・販売調理・企画広報・図書館経営などのの組織を作って、食品衛生責任者の資格を取得したり営業申請を行ったりするなど、クラス全体で業務を分担して本格的な活動を展開しています。

新バス停デザイン披露会

令和6年3月14日 14:30~ JR鯖江駅前駐車場

 鯖江市総合交通課様より依頼を受け、鯖江市コミュニティーバスのバス停デザインを本校デザイン専攻2年生が取り組みました。プレゼンテーションや幾度かの修正を経て完成しました。北陸新幹線敦賀延伸に合わせて鯖江市内に設置されます。

私たちにできるSDGsは? 探究活動 最終発表会

~2年普通科 総合的な探究の時間~
地域協働ニュース第17号

 3月13日(火),2年普通科の生徒が総合的な探究の時間で1年間取り組んできた研究について,最終発表会を実施しました。ステージ発表では各クラスの代表6チームが出場し,それ以外のチームはポスター発表という形で,全チームが発表をすることができました。この発表会には外部からは本校と連携協定を締結している鯖江市,鯖江商工会議所,仁愛大学から助言者をお招きし,また県教育委員会の職員や他校からの教員の参加もあり,多くの方々からのご意見やご感想をお聞きすることができました。

みんなに伝えたい,SDGs!

 2年になり本格的な探究活動をスタートさせ,問いの立て方や外部への取材で苦労したり,中間発表会でいろいろなアドバイスをもらってテーマを変えたりアプローチ方法を変えたりと様々な経験を経て,今回の最終発表会を迎えました。ステージ発表した6チームの発表タイトルと,関連するSDGs17のゴールは次のとおりです。

発表タイトル(発表順)SDGs17のゴール
人を笑顔にするために16 平和と公正をすべての人に
生ゴミ再利用の手立てを考える11 住み続けられるまちづくりを
プラスチックごみの循環利用12 つくる責任 つかう責任
鯖江高校は時代遅れ?5 ジェンダー平等を実現しよう
ポジティブ心理学・2030年の教育について4 質の高い教育をみんなに
廃材を利用して新しい商品に!12 つくる責任 つかう責任

 それぞれの発表では,課題を自分事として捉え,自分たちで何ができるのか,どんな行動をすべきかを提案しており,活発な質疑応答がなされたものもありました。また,この研究を引き継いでくれる1年生を募集するチームもあり,助言者からも是非引き継いでほしいとの意見も出ました。

工夫を凝らしたポスター発表!

 ステージ発表以外の全チームはポスター発表を行いました。中間発表での指導・助言をもとに,スライドを使った発表とは異なり,すべての資料を1枚のポスターに集約して見ただけで内容が伝わるようにする必要があり,各チームで様々な工夫がなされていました。発表後には直接質疑応答したり,付箋に感想を記入して貼り付けたりして,多くの意見を集めることができました。

 また,このポスター掲示の一画に,1年生の総合的な探究の時間で取り組んできた「新聞記事づくり」の優秀作品の展示も行われ,多くの方々にみていただくことができました。

探究活動のイメージが沸いた!

 この発表会は1年生普通科の生徒も参加しました。3学期に外部講師による探究活動のための特別授業を受講した後でこの発表会に参加したことで,探究活動の流れや身のまわりの課題,探究のための問いなどを具体的にイメージできた生徒が多くいたようで,次年度からの本格的な探究活動をスムーズにスタートできるのではないかと考えています。


令和6年度前期生徒会長選挙立会演説会

 3月12日(火)に令和6年度前期生徒会長選挙立会演説会が執り行われました。
 新型コロナウイルスによる制限が緩和され、約5年ぶりに対面形式で立会演説会が実施され、全校生徒を目の前にした立候補者と推薦者の顔には緊張した表情が見えました。立候補した理由と今後の展望を堂々と、熱く語る姿は、これからの鯖江高校がより明るくなることを予感させてくれました。令和6年度前期生徒会の活躍を期待しています。

令和6年度前期生徒会長立候補者による演説の様子

全国高校選抜大会等壮行式

 3月12日(火)に全国高校選抜大会等壮行式が執り行われました。
全国高校選抜大会に出場する体操部(男女)、なぎなた部(女子)、アーチェリー部(男女)に加え、中日本高等学校弓道大会に出場する弓道部(男子)、全国選抜春季高校伊那駅伝に出場する陸上部駅伝チーム(男女)に向けて、校長先生と生徒会長から激励の言葉が贈られました。その後、各部活動代表者からの熱い意気込みを聞くことができました。
 2024年になって、最初の大舞台。嬉しい知らせが届くことを願っております。

3年生と語る会

 3月12日(火)、「3年生と語る会」が開催されました。今春卒業した3年生が2年生を対象に、受験勉強や面接・小論などで自分自身が経験したことの中から、やると良いこと、やれば良かったことなどについて話をしました。学校推薦型選抜・総合型選抜・一般選抜で合格を勝ち取った先輩達の話を聞き、2年生の生徒達は熱心にメモをとったり質問をしたりしていました。また、公務員試験に合格した先輩や、一般企業への就職を決めた先輩達も話をしてくれました。

<やって良かったこと>より
・自分のレベルより上の大学を目指した。
・過去問を解くのが大事。(大学や自分の学力の)レベルが分かる。
・学校の過去問を10回くらい解いた。教科書と過去問だけで勉強した。
・学校の問題集を2~3回やった(学校ので十分だと思う)。
・私立大学はいろいろな入試方式があるので、クロムブックなどでよく調べた。
・鯖江SDGs部や生徒会に入ってコミュニケーション能力が向上し、面接や小論文で役立った。
・自宅で勉強するとき、友達3~4人とスマホでビデオ通話ができる状態にし、お互いの姿が見える状態で一緒に勉強した。スマホを使わなくなるし、互いに刺激しあって集中して学習できた。
・ちゃんと寝て、ちゃんとご飯を食べる。寝ないと頭が動かないし、ご飯を食べないと元気が出ない。
・英語は文章量が多いので、早く(勉強を)やっておいてよかった。リスニングはそう簡単には伸びないので、英語をたくさん聴いたり、音読するといい。
・(試験本番で)授業で習ったことが出たので良かった。授業はしっかり受けた方がいい。
・基礎がないと応用はない。基礎力を徹底すべき。

<やれば良かったこと>より
・受験勉強を始めたのは2年の冬くらいだったが、本当に本気で真剣に勉強したのは3年の夏から。今思えば、もっと早く勉強すればよかった。
・実験など、自分が実践してきたことをこまめに残しておけばよかった。
・自分の言いたいこと、書きたいことをまとめる力をつければよかった。
・英検などの、資格をとっておくとよかった。

探究って何! 探究を楽しむ「問いの立て方」

~1年普通科 総合的な探究の時間~
仁愛大学教授による特別授業
地域協働ニュース第16号

 1年普通科の総合的な探究の時間では,2年次から本格的に始まる探究活動に向けた準備として,3学期に外部講師をお招きして,特別授業を実施しています。今回はその第2弾として,3月11日(月)に本校と連携協定を結んでいる仁愛大学から西出和彦教授にお越しいただいて,探究を楽しむための「問いの立て方」をテーマに特別授業を行っていただきました。この特別授業で探究活動の目的や活動方法を教えていただいた生徒たちは,具体的な活動イメージや目標をもって,これから本格的な探究活動を進めていくことになります。

探究って何? なんで探究なの?

 探究活動を進めていく前に,探究活動をする目的などを説明されました。これからますます変動し複雑になる社会情勢に対応していくために,答えのない課題に対して自分で様々な手段を使って解決していく能力が必要になります。「調べ学習」は答えがあり,調べればわかることですが,「探究」は答えがないから,疑問を解決するために調査や研究を通して結果を導き出し,それをもとに自分自身で結論を出すという活動になります。この講義のスライドは印刷物として配布されていたので,生徒たちは西出先生の説明をメモを取りながら真剣に聞いて,探究活動に対して理解を深めていました。

どんな問いが浮かぶ?

 次に,探究活動を始めるときに最も重要な「問い」について説明をされました。この「問い」の立て方が不十分だと,見通しが立たなかったり,答えが出せなかったりして,活動そのものがつらいものになってしまいます。大きなテーマではなく,自分の身近なものをテーマにして問いを立てると,自分自身で解決していくことができ,探究活動が楽しくできると教えてくれました。そして,結果に合わせて問いは変わっていけばよいもので,探究活動は結果に合わせて新たな問いを立てて進んでいくものだと説明されました。
 そこで,生徒たちに「どんな問いが浮かびますか?」と投げかけ,隣同士でペアワークをさせました。なかなか具体的なテーマを浮かべることは難しいようで,多くの生徒たちは頭をかしげていました。西出先生はある生徒たちの中に入り,その話の中から自分ごととして捉えることができる問いを立てるアドバイスをされていました。

探究でいろんな力が身に付く!

 これから本格的な探究活動を行う生徒たちへ,参考になるサイトの紹介をされ,先行研究や探究コンテストの事例などを実際にそのサイトを開いて説明されました。
 そして最後に,「1年間探究活動をやってきて,ゴールにたどり着かなくても大丈夫。頑張って活動してきた過程が大切で,そこで考える力,問う力,聴く力,話す力など様々な力が身に付きます。だから探究活動をできるだけ楽しみましょう」とまとめられました。
 探究活動について堅苦しく考えていた生徒も多かったと思いますが,「問いはどんどん変えていけばいい」とか「探究活動を楽しむ」ということを教えていただき,これから安心して探究活動を行っていけるのではないかと思います。


第3回 朝の読書タイムが始まりました

 期末考査も終わり、普段より自由になる時間があると思います。「朝の読書タイム」をきっかけとして、本を読み進めてみてはどうでしょうか。春休み前の図書貸し出しも始まりましたので、是非図書館に来てください!