地域産業のリアルに迫る

鯖江高で教員研修会 探究学習への実践的ヒント得る

 福井県立鯖江高等学校は7月1日、同校で教員研修会を開催した。講師には、製品へのメッキ塗装といった表面処理加工を中心に事業を展開する株式会社ワカヤマの代表取締役、若山健太郎氏を迎え、「教員のための+3K流 探究学習」をテーマに、現場視点から見た企業環境の改善や人材育成、探究学習のあり方について講演が行われた 。参加した教員らは、地域に根ざした探究学習の指導に生かそうと熱心に耳を傾けた。

 研修会は、生徒の主体的な学びを支える「総合的な探究の時間」の充実を目的に探究研究部によって企画されたものである。講師の若山氏は、従来の製造業にありがちな「きつい・汚い・危険」という「3K」のイメージを刷新し、「きれい・かんたん・きもちいい」のポジティブな環境を掲げて職場環境の改善と企業価値向上に取り組んできた同社の実践を紹介した。

また、「できなかったことができるようになることが成長」と同社における定義を語り、従業員が自分で考えて挑戦できるような「心理的安全性」の重要性を強調した。
さらに、学校における探究学習の進め方について言及し、一般的な「課題の設定」「情報の収集」「整理・分析」「まとめて表現」という一連の流れを、自身の視点から「きづく(何でもいいから身の回りの違和感や不思議に気づくこと)」「ききとる(自分の意見だけでなく、反対意見や歴史など多角的に話を聞くこと)」「きめてやる(多くの選択肢から「決める」責任を持ち、実際にアウトプットすること)」と言い換えた独自の分かりやすい進め方を提案した。
探究学習の必要性については「AIとの差別化(AIが苦手な「正解のない問い」に対し、自ら考え、決断する力が必要)」「社長の仕事との共通点(社長の仕事【方針を決め、人を育て、責任を取る】はまさに「探究」の極み)」と経営者の立場から語り、教員視点ではなかなか気づきにくい考え方を得られた。
まとめとして、難しい言葉を使わずに自分自身の言葉に落とし込んで生徒に教え、伝えることの大切さと地域社会を巻き込んで生徒を「地域の宝」としてともに育てていくことを訴えかけ、参加した教員からは深い共感の声が上がった。
今回の研修会を通じ、教員らは地域社会のリアルな経営現場の知見を学ぶとともに、探究学習をより分かりやすく生徒へ伝えるための手応えを得た様子であった。木下探究研究部長は「今回得られた現場の知見を今後の授業に反映し、生徒の主体的な学びへとつなげていきたい。」と語った。

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全国の仲間と交流しながら新聞制作!~あきた総文2026参加報告~

 令和8年7月28日(火)から30日(木)まで、秋田県で開催された「あきた総文2026」に参加しました。新聞部門は潟上市市民センター「かたりあん」で行われ、全国から集まった新聞部員たちと一緒に活動しました。参加者はA~Lの12コースに分かれ、秋田県の文化や地域の課題について取材しながら、交流新聞を制作しました。
[生徒感想]
 時間が限られた中で取材や記事の作成を進めるのは大変でしたが、仲間と協力して完成させることができました。全国の新聞部員と交流し、一緒に新聞を作る経験はとても貴重でした。初めて出会う仲間と楽しく活動でき、多くのことを学ぶことができました。この大会で学んだ取材や編集の工夫、仲間と協力することの大切さを、これからの学校新聞づくりに活かしていきたいと思います。

1年進路学習~自分の進路を考えるヒントに~

 7月10日(金)に1年進路学習を行いました。
 まずマイナビの隈部さんから進路実現に向けてのアドバイスをもらいました。キャリデザイン、職業選択・文理選択のポイント、夏休みの過ごし方などを示していただきました。
次に実施された職業別説明会では、29分野の説明会の中から興味関心のあるものを2つ選び、話を聞きました。様々な仕事の内容を詳細に知ると同時に、進学先でどのようなことを学ぶ必要があるか、どのような資格が必要か、などの説明をうけました。
《生徒の感想》
 入学したころは将来の夢や行きたいところがなくて困っていた。興味がある仕事はあったが、私にその仕事ができるのか不安だった。進路学習で話を聴き、今は少しずつ気持ちが固まってきて、将来したいと思える仕事を見つけることができた。オープンキャンパスに行って、実際に体験をし、学べることや学校の雰囲気を感じて、自分の将来の夢だと言えるようにしたい。

救急法講習会(生徒対象)が開催されました

 7月14日(火)に鯖江・丹生消防組合の方2名を講師としてお招きし、生徒対象の救急法講習会を開催しました。1,2年生の保健委員と各運動部の代表生徒2名、計55名が参加しました。
講習会では、心肺蘇生法(CPR)やAEDの使い方を中心に、熱中症の応急手当や打撲・捻挫の際の対応について学びました。
 実技では、一人一人が積極的かつ真剣に取り組み、救急時に必要となる知識と技術を身に付ける貴重な機会となりました。
 今回学んだ内容をそれぞれの部活動や学校生活に生かし、いざというときに行動できる力につなげてほしいと思います。

<生徒の感想より>
・心肺蘇生法について改めて理解することができました。また熱中症のときの対処法もわかったのでもしもの時、行動できるようにします。
・心肺蘇生やAEDの使い方について改めて学び直す事が出来ました。1分間に100回~120回のペースで行うということを聞いて、早いペースでしないといけないんだなと、新しい知識を得ることが出来ました。
・熱中症になったときの救急措置や対策、胸骨圧迫の方法など改めて知ることができてとても勉強になりました!もしも目の前で人が倒れていたら迷わず自分から応急措置ができるようにしたいです。

北信越地区高等学校PTA連合会研究大会石川大会に参加しました

 令和8年度 北信越地区高等学校PTA連合会研究大会 石川大会が7月9日(木)~10日(金)に石川県立音楽堂(金沢市)で行われました。本校からは、大橋PTA会長、阿辺山副会長、早瀬副会長、福嶋進路研修委員長、石津校長、田中教諭で参加しました。
 9日(木)は開会式のあと、パイプオルガンによるによるアトラクションや各県代表PTAの発表があり、教育懇談会では各県PTAの情報交換が行われました。また、特別講演として、2年前に起きた能登半島地震の際の混乱やその後の対応、今後どこの地域でも同じようなことが起こることがあり得るため、そのための備えなどについて、石川県立飯田高等学校の事例をもとに、当時の校長・PTA会長が話をされました。
 10日(金)には、金沢大学人間社会研究域学校教育系教授 本所 恵氏による記念講演が「未来につなぐ学び ~スウェーデンを鏡に考える~」の演題のもと行われました。