月: 2026年8月
探究の成果を後輩へ継承鯖江高校探究科が最終発表会!
探究科3年 最終発表会
探究科2年 計画発表会
福井県立鯖江高等学校探究科の「3年生最終発表会兼2年生計画発表会」が7月7日、鯖江商工会議所で開かれ、探究科の1~3年生約110人と大学関係者、企業・行政関係者らが参加した。3年生12グループがこれまでの探究成果を発表し、2年生12グループは今後取り組む研究計画を披露した。
開会式で探究研究部の木下部長は、七夕の日に開催されたことに触れながら、「鯖江高校では探究科の1、2、3年生が一堂に会する年に一度の発表会の日」と紹介。3年生は2年間の活動の集大成、2年生は計画発表、1年生は今後の探究活動を学ぶ機会であると述べ、「先輩から後輩へ、自分たちが得た知見や課題、情熱をしっかり伝える日」と位置付けた。

会場では、地域活性化を目指す「サバコーカフェ」の運営研究や、外国人との共生に関する課題解決、子どもの自己肯定感向上、政治への関心を高める教育、鳥類の骨格研究、自動運転技術、避難所環境の改善など、多彩なテーマが発表された。地域課題や教育、医療、環境、防災、工学といった幅広い分野に挑戦する姿が見られ、探究活動が地域社会と密接に結び付いていることを印象付けた。

3年生は5分間のスライド発表とポスターセッションを通して研究成果を報告。2年生もLGBTQ+理解の促進や食品ロス削減、AI活用、トリアージの普及など、社会的課題の解決を目指した研究計画を発表した。活発な質疑応答が行われ、学年を超えた学び合いの場となった。

閉会式で講評した仁愛大学の高野教授は、「発表がすごくしっかりしている。プレゼン力が高く、自信を持ってよい」と生徒たちを評価。また、「問いや目的が分かりやすく、探究活動で陥りがちな目的と結論のずれが少なかった」と成果を称賛した。その一方で、発表には現れなかった試行錯誤や調査過程も大切な財産であるとし、「今後の人生の中で思わぬ形で活かされることがある」とエールを送った。
謝辞を述べた代表生徒は、企業や市役所、大学関係者からの助言に感謝を示し、「探究活動で得た視点を今後の進路でも活かしていきたい」と決意を語った
探究科設置から7年目を迎えた鯖江高校。今回の発表会では、地域や大学、企業と連携しながら積み重ねてきた学びが、後輩たちへと確かに受け継がれていく様子がうかがえた。生徒たちの探究心が、将来の地域社会や学術研究を支える力へと成長していくことを期待したい。

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地域産業のリアルに迫る
鯖江高で教員研修会 探究学習への実践的ヒント得る
福井県立鯖江高等学校は7月1日、同校で教員研修会を開催した。講師には、製品へのメッキ塗装といった表面処理加工を中心に事業を展開する株式会社ワカヤマの代表取締役、若山健太郎氏を迎え、「教員のための+3K流 探究学習」をテーマに、現場視点から見た企業環境の改善や人材育成、探究学習のあり方について講演が行われた 。参加した教員らは、地域に根ざした探究学習の指導に生かそうと熱心に耳を傾けた。

研修会は、生徒の主体的な学びを支える「総合的な探究の時間」の充実を目的に探究研究部によって企画されたものである。講師の若山氏は、従来の製造業にありがちな「きつい・汚い・危険」という「3K」のイメージを刷新し、「きれい・かんたん・きもちいい」のポジティブな環境を掲げて職場環境の改善と企業価値向上に取り組んできた同社の実践を紹介した。

また、「できなかったことができるようになることが成長」と同社における定義を語り、従業員が自分で考えて挑戦できるような「心理的安全性」の重要性を強調した。
さらに、学校における探究学習の進め方について言及し、一般的な「課題の設定」「情報の収集」「整理・分析」「まとめて表現」という一連の流れを、自身の視点から「きづく(何でもいいから身の回りの違和感や不思議に気づくこと)」「ききとる(自分の意見だけでなく、反対意見や歴史など多角的に話を聞くこと)」「きめてやる(多くの選択肢から「決める」責任を持ち、実際にアウトプットすること)」と言い換えた独自の分かりやすい進め方を提案した。
探究学習の必要性については「AIとの差別化(AIが苦手な「正解のない問い」に対し、自ら考え、決断する力が必要)」「社長の仕事との共通点(社長の仕事【方針を決め、人を育て、責任を取る】はまさに「探究」の極み)」と経営者の立場から語り、教員視点ではなかなか気づきにくい考え方を得られた。
まとめとして、難しい言葉を使わずに自分自身の言葉に落とし込んで生徒に教え、伝えることの大切さと地域社会を巻き込んで生徒を「地域の宝」としてともに育てていくことを訴えかけ、参加した教員からは深い共感の声が上がった。
今回の研修会を通じ、教員らは地域社会のリアルな経営現場の知見を学ぶとともに、探究学習をより分かりやすく生徒へ伝えるための手応えを得た様子であった。木下探究研究部長は「今回得られた現場の知見を今後の授業に反映し、生徒の主体的な学びへとつなげていきたい。」と語った。

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全国の仲間と交流しながら新聞制作!~あきた総文2026参加報告~
令和8年7月28日(火)から30日(木)まで、秋田県で開催された「あきた総文2026」に参加しました。新聞部門は潟上市市民センター「かたりあん」で行われ、全国から集まった新聞部員たちと一緒に活動しました。参加者はA~Lの12コースに分かれ、秋田県の文化や地域の課題について取材しながら、交流新聞を制作しました。
[生徒感想]
時間が限られた中で取材や記事の作成を進めるのは大変でしたが、仲間と協力して完成させることができました。全国の新聞部員と交流し、一緒に新聞を作る経験はとても貴重でした。初めて出会う仲間と楽しく活動でき、多くのことを学ぶことができました。この大会で学んだ取材や編集の工夫、仲間と協力することの大切さを、これからの学校新聞づくりに活かしていきたいと思います。

























