レジリエンス~逆境や困難を乗り越え成長する力~

 7月16日(水)、全クラスを対象にレジリエンスの授業を行いました。1年生は「立ち直るために必要な力」、2年生と3年生は「私のストレス軽減ストラテジー」について、ペアワークやグループ活動を交えながら学びました。もうすぐ夏休みが始まりますが、この授業で学んだ力やストラテジーを使って、毎日を楽しく過ごしてほしいと思います。レジリエンスの授業は2学期にも実施予定です。
*本校では昨年度よりレジリエンス教育に取り組んでいます。

<生徒の感想より>
〇1年生
・落ち込んだときに立ち直るためには、たくさんの力が必要だとわかった。
・そのままの状態で我慢するのではなく、一歩踏み出す(チャレンジする)ことや、解決方法を見つけ、自分にとっていい状態へ変えることができるようになりたい。
・私は悩んだ時、その気持ちを相手に伝えて相談することが苦手なので、助けを求めたり、人とのつながりを大切にしたりして、自分の気持ちを言えるようになりたい。


〇2,3年生
・みんなストレスを抱えていることを知って安心できた。
・自分と同じ対処法の人も結構いるんだなと思った。他の人の対処法も試してみたい。
・自分に合ったストレス軽減方法を見つけることが大事だと思った。
・人間関係のストレスは、お互いに関わることだから、相手が変わることも大事だが自分自身が変わることも大事と知った。

探究成果と今後の計画を地域にプレゼン!

探究科3年 最終発表会
探究科2年 計画発表会
地域協働ニュース第3号

 7月8日(火)鯖江商工会議所大ホールを会場として,本校探究科の探究活動発表会を開催しました。これまでに探究活動を支援していただいた大学の教員,地元企業や地域の方々にも助言者として参加していただき,2つの部門(探究科3年生 最終発表会,探究科2年生 計画発表会)で実施しました。
 また,この発表会は探究科1年生も先輩たちの発表を聴講し,今後の自分たちの探究活動の具体的なイメージをもち,研究テーマの継承を行うことができるように計画しました。

こんな研究をしてきました!

 探究科では1年次後半からチームを作り,それぞれのテーマに沿って研究を進めています。これまでに中間発表会や外部の発表会など何度も意見交換の場を経験しており,その都度見直しながら研究内容をブラッシュアップさせてきました。今回は3年生12チームがこれまでの活動を後輩たちや外部の方々に発表し,その成果を披露しました。

こんな活動を計画しています!

 発表会後半は,探究科2年生13チームが,現在行っている探究活動と今後の計画を発表しました。この発表に対して,助言者の方々や探究科の先輩・後輩から様々な意見を取り入れて,自分たちの今後の活動の方針を決めて,改めて探究活動をスタートしていくことになります。
 2年生にとっては初めての校外での発表となり,緊張している生徒もいましたが,しっかりと発表し,多くの意見を聞くことができたようです。

この発表会の成果は?

 今回の発表会で,助言者の方々から様々な意見をいただくことができました。「高校生だからこその視点が良いと」や「その根拠となるデータは?」など研究内容に対するものや,「カンペを見ながら発表して,参加者の方を見ていない」,「ポスターが文字ばかりで,もっと見やすい資料を」などプレゼンテーションの手法についての意見もいただき,実際に発表した生徒たちにとっては今後の活動につながる経験ができたのではないかと思います。

 最後に代表であいさつした3年生の生徒は「とても鋭い意見をもらい,もっと良くしていきたいという気持ちがわきました。授業としての探究活動は一区切りとなりますが,今後,自分たちの将来へとつなげていきたいと思います。」と,この発表会の成果を感じることができたようでした。

 3年生の探究活動は一旦終了ですが,1・2年生は今回の成果をもとにして,より深い探究活動を行っていくことを期待しています。


これまでの地域協働ニュースは,次のURLでご覧いただけます。是非ご覧ください。
https://www.sabae-h.ed.jp/chiiki_news/


吹奏楽部 部活動体験のご案内

鯖江高校吹奏楽部では、8月18日(月)・20日(水)の2日間、部活動体験会を実施します。
対象は中学校3年生です。参加を希望される方は、下記のQRコードを読み取っていただき、グーグルフォームを入力して申し込んでください。
たくさんの参加をお待ちしています!

鯖江高等学校吹奏楽部 部活動体験会 参加申し込みフォーム

https://forms.gle/r7QJKRK6VGJxDaji9

教員が学ぶ「鯖江市の現状と地域連携」

教員研修会

地域協働ニュース 第2号

 教員の指導力向上とこれからの探究活動の支援に役立てるため,7月2日(水)に教員研修会を実施しました。
 前半は連携協定を締結している鯖江市から講師をお招きし,「地元鯖江を知る」をテーマに講演会を実施し,後半は指導力向上のための公開授業の実施について研修を行いました。
 講演会では講師として鯖江市市民主役推進課の竹内陽一氏にお越しいただき,鯖江市の取り組みや現状,鯖江高校との連携について詳しく説明をしていただき,教員からの様々な質問に答えていただきました。

「市民が主役」のまち

 講演会では,はじめに鯖江市の概要について説明がありました。まず鯖江市は「ものづくりのまち」であり,メガネ,繊維,漆器が大きな産業ですが,今ではその基本技術を活かして新たな製品を開発し,様々な分野に進出していることを教わりました。
 そして最も大きな特徴は「市民が主役」ということであり,人口の少ない鯖江市で世界体操選手権が開催されたとき,行政とともにのべ3万人もの市民ボランティアが協力して大会が運営できたという経験をもとに,行政と市民が一体となったまちづくりが定着していきました。2010年には「市民主役条例」を制定し,市民が自分事として積極的に行政にかかわれるようになっていきました。

学生連携のまちづくり

 鯖江市ではこれまでに市民の声,中でも若者の声を聴き,若者が参加できる街づくりをすすめ,様々なイベントやコンテストなど他の自治体にはない特徴的な取り組みを行ってきました。また多くの学校との連携も進めてきており,令和元年には鯖江市・鯖江商工会議所・鯖江高校の三者連携協定を締結し,鯖江高校生もこれまでに多くの場面で鯖江市の活動に参加するようになっていきました。今では鯖江市の各部署の方々とともにイベントの企画段階から参加し,運営を行うようにもなっており,地元に根差した活動が定着しています。

若者への思いとは?

 最後に教員から,「鯖江市の方々は,高校生に対してどのような気持ちで協力をしていただいているのか?」という質問が出ました。
 それに対して竹内氏からは次のように答えられました。
 「鯖江市には行政だけではできないという文化がある。そして若者の声を聴き,若者と協力して何かをするという文化が早くからあった。学生がしてみたいということについて,行政の意見が聞きたいというとき,行政がそれを拒む理由はない。」
 「地方自治体の課題として,18歳を超えると県外に出る人が多く,地元に帰ってこないことがあげられる。18歳までにどれだけ地元に愛着を持ってもらえるか,親,先生以外の大人で親身になってくれた人がいたという体験を18歳までにどれだけしてもらえるか。この経験がないと絶対に帰ってきてくれない。」
 我々教員も生徒たちに地元に愛着が持てるよう,教員が鯖江市の魅力をもっと知って,指導や支援をしていかなければならないと強く感じることができた教員研修会となりました。


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6月27日 鯖定祭

6月27日(金)に本校にて、令和7年度 鯖定祭を実施しました。
各学年・班での企画や生徒会主催の「みんなのステージ」を企画・運営しました。
同学年内はもちろん、他の学年との交流もあり、親睦を深めながら鯖定祭を楽しみました。

【生徒の感想】
 高校生最初の文化祭、楽しかったです。模擬店の準備中、輪の中に入れるか不安だったけれど、当日は、みんなと協力することができました。また準備も間に合うか不安だったけれど班の人が指示を出してくれて、みんなと協力でき間に合い安心しました。模擬店に来てくださった他学年の人も優しく、私の担当のもぐらたたきの説明を急かさず聞いてくださりとても安心して楽しめました。他学年の模擬店を回るとき先輩たちが優しく声をかけてくださりとても楽しく安心して回ることができました。生徒会の企画も景品を得ることはできなかったけれど、班の人と話せて協力できてうれしかったです。私は来年2年生になり後輩ができます。後輩に楽しかったと思ってもらえるような企画を来年も作りたいです。そして私自身も楽しみたいです。

教職員対象救急法講習会が行われました

 6/13(金)に、鯖江丹生消防組合の救急隊員の方を2名お招きし、教職員を対象とした救急法講習会を実施しました。 
 今回は、学校管理下での突発的な事故が発生した場合の対応力を高めることを目的に、以下の内容について学びました。
・心肺蘇生法およびAEDの使用方法
・熱中症の予防と初期対応
・アナフィラキシー対応としてのエピペンの正しい使い方

 実技を交えながら行われた講習では、参加者から多くの質問が寄せられ、日頃の疑問や不安を解消しながら、より実践的な理解を深めることができました。
教職員一人ひとりが安全管理に対する意識を高める大変貴重な機会になりました。今後も、万が一の事態に備え学校全体で安全・安心な教育環境づくりに努めてまいります。

陸上部、春季総体で男子総合優勝

5月31日(土)~6月2日(月)に福井県営陸上競技場で令和7年度春季総合体育大会陸上競技会が行われました。上位記録は以下の通りです。本大会で6位以内に入賞した選手は、全国総体(インターハイ)への出場権をかけて北信越大会へ進みます。引き続き応援よろしくお願いいたします。

<男子>
男子学校対抗 総合 優勝(トラック 優勝、フィールド 2位)
100m  優勝 元山 尚紀(2年) 10秒61 (大会新)
1500m 優勝 山口 翼(3年) 3分59秒81
110mH 3位 山本 周平(3年) 14秒93
400mH 3位 宮前 晏果(2年) 55秒59
4×100mリレー 2位  鯖江高校  41秒67
      (田中 万稟(2年)-山本 龍輝(3年)-元山 尚紀(2年)-櫻井 絢陽(3年))
4×400mリレー 優勝  鯖江高校 3分19秒90
      (真柄 光佐(3年)- 元山 尚紀(2年)-阿辺山 周良(1年)-宮前 晏果(2年))
走高跳  2位 竹内 清良(2年) 1m85
走幅跳  2位 元山 尚紀(2年) 7m02
八種競技 3位 大平 遼(3年) 3779点

<女子>
女子学校対抗 総合 2位(トラック 2位)
800m   2位 奥村 望愛(1年) 2分16秒32
1500m  優勝 大塚 結衣(2年) 4分41秒51、 3位 荻野 珠琳(2年) 4分46秒32
3000m  優勝 大塚 結衣(2年) 9分37秒65、 2位 上島 円羅(3年) 9分37秒83
4×100mリレー 3位  鯖江高校  51秒47
     (石川 悠空(1年)- 畑 絢奈(1年)- 岸松 愛音(3年)-岩堀 寧々花(1年))
4×400mリレー 2位  鯖江高校 4分12秒52
     (奥村 望愛(1年)-石川 悠空(1年)-上島 円羅(3年)- 畑 絢奈(1年))
ハンマー投 3位 杉田 愛純(2年) 33m14
七種競技 2位 岸松 愛音(3年) 3298点

その他、<男子>【100m】【200m】山本 龍輝(3年)、【400m】真柄 光佐(3年)、【1500m】寺田 拓真(2年)、【5000m】山口 翼(3年)、三田 翔矢(2年)、【110mH】飯岡 慎(2年)、【400mH】田中 康暉(3年)、【走幅跳】櫻井 絢陽(3年)、【三段跳】竹内 清良(2年)、【ハンマー投】久我 尚孝(3年)、<女子>【200m】石川 悠空(1年)、【400m】畑 絢奈(1年)、【800m】寺田 小雪(1年)、【1500m】奥村 望愛(1年)、【3000m】南舎 華怜(2年)、【100mH】岸松 愛音(3年)が6位以内に入賞し、北信越大会へ進みます。

ITデザインコース能登復興支援活動(珠洲市訪問)

令和7年3月にITデザインコース4期生(現3年7組)が行った能登復興支援活動は、2回の販売会と募金活動を終え、5月19日(木)に集まった支援金を珠洲市に寄付しました。
活動にご協力いただいた方々ありがとうございました。まだチャリティーグッズが残っているため、今年度も活動を継続しています。