以下の日程で、高等学校で使用されている教科書の展示会が開催されます。ご興味のある方は、展示会に足をお運びください。
日 時 令和5年6月14日(水)~7月11日(火) *土日は除く
9:00~16:30
会 場 県立武生高等学校(越前市八幡1-25-15 ℡ 0778-22-0690)
武生高校の他に、藤島高校・敦賀高校・若狭高校・勝山高校・大野高校・福井大学附属図書館・福井県教育博物館でも同期間中に展示会を実施しています。
以下の日程で、高等学校で使用されている教科書の展示会が開催されます。ご興味のある方は、展示会に足をお運びください。
日 時 令和5年6月14日(水)~7月11日(火) *土日は除く
9:00~16:30
会 場 県立武生高等学校(越前市八幡1-25-15 ℡ 0778-22-0690)
武生高校の他に、藤島高校・敦賀高校・若狭高校・勝山高校・大野高校・福井大学附属図書館・福井県教育博物館でも同期間中に展示会を実施しています。
PTA総会が、5月13日(土)10:20より、本校上野が原会館にて行われました。多数の保護者の皆様が来校され、令和4年度事業報告・決算報告・監査報告、令和5年度新役員選出、令和5年度事業計画・予算案などについて審議していただきました。また、この日は授業参観、進路講演会、学年懇談、学級懇談なども行われました。今年度のPTA活動にご協力をどうぞよろしくお願いいたします。

5月6日(土)、7日(日)に福井県営陸上競技場で第62回福井県陸上競技選手権大会が行われ、本校の陸上競技部が参加しました。本大会には一般選手、大学生選手も出場するなか、本校の生徒が多くの成果を残しました。春季総体でも結果が出せるよう精進しますので、引き続き応援よろしくお願いいたします。
<男子>
|
1500m |
3位入賞 |
藤井 翔太(3年) |
4分0秒40 |
|
4×100mリレー |
3位入賞 |
鯖江高校 |
43秒16 |
吉田 謙心(2年)-高木 稜太(3年)- 黒田 劉夷(3年)- 戸川 建太朗(3年)
<女子>
|
800m |
2位入賞 |
堀 結葉(3年) |
2分14秒35 |
|
1500m |
2位入賞 |
堀 結葉(3年) |
4分39秒90 |
|
|
3位入賞 |
宮川 陽(2年) |
4分45秒26 |
|
5000m |
優勝 |
宮川 陽(2年) |
17分47秒45 |
|
|
3位入賞 |
中森 優花(3年) |
17分57秒13 |
|
400mH |
2位入賞 |
吉田 名瑠(3年) |
1分06秒48 |
|
走高跳 |
2位入賞 |
中田 和那(3年) |
1m61 |
仁愛大学教員による特別講義
~普通科2年生 総合的な探究の時間~
地域協働ニュース第5号
普通科2年生の生徒たちは,これまでの総合的な学習の時間に,探究の進め方やSDGsについて特別講義を受講してきましたが,今回は本校と連携協定を結んでいる仁愛大学から西出和彦教授にお越しいただき,探究活動を進めていくための全体的な課程や方法,そして研究を進めていくための重要な「問い」の立て方について,具体例や生徒達のグループ活動も交えながら教えていただきました。

まず,これから本格的に活動が始まる探究について,その全体の課程と研究の構造について解説し,見通しをもてると活動しやすいと説明されました。探究活動は,未知の問題に取り組むもので,調べてもどこにも答えがないものです。そこで,自分で「問い」を立てて,それを検証するための証拠を集めて,その「問い」に対して答えを出すことが探究活動となります。そのため,この「問い」が非常に重要になり,それを解くための方法や時間などが自分の手に負えるものでなければ,研究を進めていくことができません。「問い」はできる限り小さくして,より多くの証拠を集めることができるように考えていく必要があります。

あらかじめ自分たちで考えたいくつかの「問い」を例に,その問いが課題研究の問いとして探究活動ができるかどうか,アンケートのフォームを利用して,グループごとに研究方法が思いつくか思いつかないかのデータをとって,その場で円グラフで結果を表示させました。問いによって,その割合は様々で,問いを立てたけど,具体的な研究方法が思いつかない上に,このまま研究を進めていってしまうと,壁にぶつかって,活動ができなくなってしまうということを実感することができました。これから問いを立てるために,自分たちで解決できるかどうか,見通しを持つことの大切さを学びました。

最後に,研究は根拠に基づいて問いに答えるもので,答えることができる問いを立てることが重要です。問いは「なぜ?」ではじまり,「それってどういうこと?」で進めていき,これで進めることができる「問い」を後から選ぶことができます。そのため,はじめに立てた問いを固定してしまうのではなく,結果に合わせて問いは変わるもので,柔軟に変化させていく必要があります。ただし発表の段階では,問いと答えの関係は明確になっていなければなりません。そして,探究活動で重要なことは成功するか失敗するかではなく,やるかやらないかであり,失敗も大切な経験で,探究活動をやることでいろんな力が身に付くものです。よって,自分たちにできる問いを考えて,楽しく探究活動をしていってほしいとまとめられました。
仁愛大学教員による特別講義②
~探究科2年生 探究の時間~
地域協働ニュース第4号
5月11日(木)の探究科2年生の探究の時間は,前回に引き続き仁愛大学から講師をお招きして,特別講義を実施しました。今回は社会学を専門としている織田暁子准教授に「社会調査の方法とデータの扱い方について」というテーマで,主に文系分野の研究はどのように進めていけばよいのか,具体例などを挙げながら分かりやすく指導していただきました。
まず,これから本格的に研究を進めていく生徒たちのために,文系分野の研究の進め方として,次の流れを説明されました。
1.リサーチクエスチョンをたてる
2.関連文献・先行研究を読む
3.調査計画をたてる
4.データを集めて検証する
5.結果をまとめる
ここで重要なことは,課題を解決するための具体的なリサーチクエスチョンを立てることで,そのためにはどんなデータが必要か,そのデータを得るためには,どんな調査方法がよいかをしっかり考えることです。この作業が不十分のまま調査を行ってデータが得られても,そのデータに価値がなくなってしまいます。調査活動はなかなかやり直しがきかないので,十分な計画を立てたうえで,最後に行うものです。そのため,研究を進めるためには,進め方の1~3の行程を繰り返し,何度も問い直すことで,具体的なリサーチクエスチョンを立てることができ,計画的に研究を進めていくことができます。

次に,アンケート調査での注意点として,ワーディングの重要性を説明されました。アンケートの質問文は,受け取り方によって想像するものが違うとバラバラの回答になってしまうことや,分かりにくい質問が続くと,回答者は適当に答えるようになってしまうことがあり,正しいデータが得られなくなってしまいます。また,回答方法は自由回答より選択肢のほうがよく,選択肢の場合は,相互排他的かつ網羅的に作る必要があり,確実に回答できることが重要であると説明されました。そして,アンケートでよく出てくる悪い例を,具体的な例を挙げて,どこがおかしいかを生徒たちに考えさせながら解説をされました。
これらの内容を踏まえて,織田先生が準備しておいた架空のアンケートをもとに,グループでその内容のおかしなところや,気になったところを探してみました。実際に回答してみることで,「これは答えられない」や「質問の意味がよく分からない」などが実感できたようで,自分たちがアンケートを作るときに,どのようなことに注意しなければいけないかをしっかりと考えることができる活動になりました。

リサーチクエスチョンを明らかにするために必要なデータを考え,そのデータを得るための調査計画を立て,調査により得られたデータを分析する流れを,例を挙げて具体的に説明されました。そして最後に,調査方法や分析方法に「これぞという正解」はないが,この講義で示したように「これはやってはいけない」はあるので,先行研究を参考にして,よりよい調査ができるように何度も練り直すことが重要であると締めくくりました。
PTA実行委員会が、5月2日(火)18:30より、本校上野が原会館にて行われました。約50名の役員、実行委員の皆様が来校され、令和4年度事業報告・決算報告・監査報告、令和5年度新役員選出、令和5年度事業計画・予算案などについて審議していただきました。また、総務委員会、進路委員会、広報委員会、生活指導委員会の4つの分科会で今年度の活動についての話し合いが行われました。今年は例年よりも活発なPTA活動が行われる見込みです。ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。

4月28日(金)の5限目に令和5年度第1回生徒総会が行われました。
議事では、生徒会、各種委員会の活動目標や具体的な活動内容、昨年度の決算報告及び、今年度の予算案がいずれも承認されました。活動目標や決算報告について多くの質問や意見が交わされ、充実した討議内容でした。
代表して説明を行った生徒会執行部、各種委員会委員長は皆、緊張しながらも堂々と立派に役割を果たし、無事に生徒総会を終了することができました。
生徒会執行部が中心となり、より良い鯖江高校の未来を作り上げていってほしいと考えています。

撮影:ヨコヤマ写真館
PTA役員会が、4月28日(金)18:30より、本校上野が原会館にて行われました。令和4年度事業報告・決算報告・監査報告、令和5年度役員・実行委員の確認、令和5年度事業計画・予算案などについて、新旧役員の皆様に審議していただきました。5月13日(土)には、9:35から公開授業、10:20からPTA総会が上野が原会館において行われます。保護者の皆様のご来校をお待ちしております。

仁愛大学教員による特別講義①
~探究科2年生 探究の時間~
地域協働ニュース第3号
探究科2年生では,本格的な探究活動のスタートとして,鯖江高校と連携している仁愛大学から今年も講師をお招きして,探究活動の方法について特別講義を実施しました。今回はその第1弾として4月27日(木),西出和彦教授より,「理系分野の研究方法 および データの扱い方について」というテーマで,生物学が専門で探究コーディネーターをされている立場から,具体的な研究方法を指導していただきました。
まず,自然科学分野での研究の構造について説明されました。「研究とは,問に答えること」であり,根拠に基づいて問いに答えることが重要です。調べ学習は,すでに分かっていること調べるだけですが,研究は,まだ誰も調べていないことに対して自分で問いを立てその根拠を示して,論理的に答えることです。そのために,次のような過程で研究を進めていきます。
「問いを立てる」→「調べる」 →「結果を整理して,改めて問を立てる」→「数値化して関係性を明らかにする」
このとき重要なことは,批判的な視点で考えることあり,より正しい判断をする必要があります。そして得られた結果が証拠となり,論理的に問いに答えることができ,人を説得することができるので,できるだけ多くの結果を集める必要があります。

次に,オカダンゴムシに連続するT字路迷路を歩かせると,左右交互にまがって進む,交替性転向反応が生じるメカニズムについて,実験を交えて説明されました。このメカニズムはまだ因果関係が解明されていません。そのため,左右の足にかかる負荷の影響や,触覚・視覚によるものなど,様々な仮説がありますが,それらをいろいろな方法で検証し解明をしようとしています。実際に生徒がダンゴムシの行動を観察することで,すべてのダンゴムシが同じように交替性転向反応が起こるとは限らないことなどがわかり,このような場合のデータの扱い方をどうすればよいかを説明されました。
仮説とは予想と違い,実験により因果関係を検証することで出てきます。また得られたデータを数値化し,グラフで表して傾向を視覚化することで問いに答える証拠となります。そのときにどのグラフを使うとわかりやすいかを考え,棒グラフや折れ線グラフなど,グラフの種類と特徴をしっかり理解しておくことが大切だと説明されました。

これまでの内容を踏まえて,グループに分かれて演習を行いました。限られた期間で問いを立て,答えることができそうなテーマを考え,それを検証するグラフを作るというもので,身近なところで考えて,どんなテーマができそうで,どんなデータが取れそうか。そして予想も含めてどんなグラフがかけそうか考えました。
「スマホの使用時間と成績の関係」や「どの靴が一番速く走れるか」など,様々なテーマと,それを検証するグラフの予想を考え,発表をしました。
最後に,西出先生はこの講義では次のことを伝えたかったとまとめました。
「問いに答えること」,「結果(証拠)が説得力を持つこと」,「着眼点が大切なこと」,「グラフで因果関係を視覚的に示すと説得力があること」。そして必ずしも答えは出なくてもいい,それまでに考えてきた時間や過程が重要で,自分の力になっていると教えていただきました。
さばえSDGs推進センター職員による特別講義
~普通科2年生・探究科1年生 総合的な探究の時間~
地域協働ニュース第3号
4月26日(水),普通科2年生と探究科1年生の生徒を対象に,これから始まる本格的な探究活動に向けて,「SDGsってなぁに? いま私たちにできること!」というタイトルで,さばえSDGs推進センターの職員による特別講義を実施しました。今回は所長の関本光浩氏と,地域おこし協力隊の川口サマンサ氏にお越しいただき,SDGsとは何か,また鯖江市のSDGsの取組みについて説明していただきました。
まず関本所長が,SDGsとは何かを具体的な事例を挙げながら説明していきました。SDGsとは「持続可能な開発目標」であり,すべての国,すべての人が行動に移さないとSDGsの目標は達成できないので,誰もが当事者であると協調されました。そしてSDGsの17の目標は「経済・社会・環境」や5つの「P」(People,Planet,Prosperity,Peace,Partnership)などの分類がありますが,どれもバランスよく発展させていこうというものです。日本人の私たちにとっては他人事のようである「貧困」問題も,「相対的貧困」は日本でも深刻な問題になっていることや,食べ残しなどによる「フードロス」の問題など,これらの問題はどれも私たちの日常生活に密接にかかわってくるものばかりです。私たち一人ひとりが将来を見据えて,これらの問題を「自分ごと」として捉えて,自ら行動することが大切だと説明されました。そして,この特別講義の内容をヒントにして,これからSDGsのことを勉強していってほしいと言われました。

次に川口サマンサ氏が,鯖江市のSDGsの取組みについて,説明しました。鯖江市は昔からメガネや繊維,漆器などの産業が盛んで,女性が活躍してきたまちであり,現在でもJK課をつくるなど,女性が活躍できるまちとなっており,鯖江市はSDGsの目標5「ジェンダー平等」を主軸として,それにかかわる様々なSDGsの活動を行っています。
「ジェンダー平等」は世界中での課題であり,伝統的な社会構造,風習,教育の欠如など様々な原因でジェンダー平等を達成できた国はないのが現状です。そこでジェンダー平等とは「女性だけではなく,みんなのためのもの」「絶対的なものではなく,柔軟なもの」という考えを持って,国や地域,個人にあった「ジェンダー平等」の在り方を見つけてスタートするとよいと言われました。ジェンダー平等が進めば,様々な意見が反映され,ほかのものにもいい影響が与えられる。SDGsの目標は,すべて違うように見えて,実はすごくつながっているので,どれか一つの目標を切り口としてスタートすると,ほかの目標にもいい影響を与えるので,ジェンダー平等に限らず,どの目標からスタートしてもいいと生徒たちに伝えました。

最後にまとめとして,「1人の100歩より,100人の1歩」を例に,それぞれ趣味や得意分野が違うので,自分が興味のある目標を切り口に取り組んでいき,みんなが力を合わせて,できることからやっていくことが大切である。また,「意識する」ことからスタートし,
「意識する」→「知る」→「理解する」→「行動する」→「新しい日常になる」→「意識する」・・・・,
これを繰り返すことで目標が達成できるようになる。そのためには,自分の興味のあることに高くアンテナを張って,情報を収集し,視野を広げて,自分にできることを見つけるといいと教えていただきました。